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8月以降順次切り替え!健康保険証の注意点は?(後期高齢者医療制度・国民健康保険の被保険者の方)

2024年12月2日以降、これまでの健康保険証は新たに発行されなくなり、その後は健康保険証の利用登録がされたマイナンバーカード(以下「マイナ保険証」)を基本とする仕組みに移行しました。

後期高齢者医療制度や国民健康保険の加入者(被保険者)がお持ちの従来の健康保険証は、2025年7月31日以降順次、有効期限を迎えます。

今後は「マイナ保険証」か「資格確認書」を医療機関等に提示することで、ご自身の自己負担割合にて、これまで通り保険診療を受けることができます。

詳細は、以下をご覧ください。

目次:

1. 後期高齢者医療制度の加入者の方へ

従来の健康保険証:有効期限は2025年7月31日で満了

後期高齢者医療制度の対象者と従来の健康保険証の期限を紹介する画像。対象者は75歳以上の方と、65歳から74歳までの方で一定の障害の状態にあると認定を受けた方。従来の健康保険証は、2025年7月31日に有効期限を迎えることを説明している。

後期高齢者医療制度の被保険者の健康保険証は、2025年7月31日に有効期限を迎えます。2025年8月1日以降、新たな健康保険証は発行されませんので、マイナ保険証か資格確認書をご利用ください。対象者は以下の通りです。

  • 75歳以上の方
  • 65歳から74歳までの方で、一定の障害の状態にあると認定を受けた方

なお、2026年7月末までの暫定措置として、後期高齢者医療制度の被保険者の方にはマイナ保険証をお持ちかどうかに関わらず資格確認書が無償で交付されます。交付の申請は不要です。

後期高齢者医療制度における現行の健康保険証の有効期限は2025年7月末で満了。2025年8月1日以降、新たに現行の健康保険証は発行されない。以降はマイナ保険証か資格確認書を利用。2026年7月末までの暫定措置として、後期高齢者医療制度の被保険者全員にマイナ保険証の保有有無に関わらず申請不要で無償交付。

資格確認書を医療機関等に提示することで、ご自身の自己負担割合でこれまで通り保険診療を受けることができますのでご安心ください。詳細は、本記事の「3.資格確認書とは…」をご覧ください。

2. 国民健康保険の加入者の方へ

従来の健康保険証:有効期限は2025年7月31日以降順次満了

国民健康保険の対象者と従来の健康保険証の期限を紹介する画像。対象者は自営業の方、退職して職場の健康保険等をやめた方、職場の健康保険などに未加入の方(パート/アルバイト)、農業や漁業などに従事している方など。従来の健康保険証は、2025年7月31日以降順次、健康保険証の有効期限を迎えることを説明。ます。対象者は以下の通りです。

国民健康保険の被保険者の方は、2025年7月31日以降順次、健康保険証の有効期限を迎えます。対象者は以下の通りです。

  • 自営業の方
  • 退職して職場の健康保険等をやめた方
  • 職場の健康保険などに未加入の方(パート/アルバイト)
  • 農業や漁業などに従事している方 など

有効期限はお住まいの市区町村によって異なりますので、お手元の健康保険証でご確認ください。

マイナンバーカードを取得していない方やマイナ保険証をお持ちでない方(マイナ保険証の利用登録がお済みでない方)には、健康保険証の有効期限前に資格確認書が無償で交付されます。交付の申請は不要です。

また、ご高齢の方や、障害がある方などマイナ保険証での受診が困難な方は、申請していただくことで資格確認書が無償で交付されます。

資格確認書を医療機関等に提示することで、ご自身の自己負担割合でこれまで通り保険診療を受けることができますのでご安心ください。詳細は、本記事の「3.資格確認書とは…」をご覧ください。

3. 資格確認書とは…

資格確認書の券面イメージ画像。券面には氏名・性別・生年月日(国民健康保険においては世帯主氏名、被用者保険の被扶養者においては被保険者氏名を含む)、被保険者等記号、番号・枝番、保険者番号・保険者名、適用開始年月日(国民健康保険)、発効期日(後期高齢者医療制度)、資格取得年月日(被用者保険)、交付年月日、負担割合(70歳以上[後期高齢者医療制度は65~74歳で一定の障害の状態にあると後期高齢者医療広域連合より認定を受けた方を含む]のみ)、有効期限が記載される。

資格確認書は、マイナンバーカードを取得していない方や、マイナ保険証の利用登録をしていない方(マイナ保険証をお持ちでない方)等の保険資格を確認できるよう、ご自身が加入している医療保険者(勤務先や各自治体等)から無償で交付されるものです。

資格確認書の交付対象は、以下の通りです。

国民健康保険における資格確認書の交付対象を紹介する画像。マイナ保険証をお持ちでない方には健康保険証の有効期限前に資格確認書を交付。マイナ保険証の利用が困難な方には申請により資格確認書を交付。マイナ保険証をお持ちの方には資格確認書は交付されない。

申請なしで交付される方

  • マイナ保険証をお持ちでない方
  • 後期高齢者の方(後期高齢者医療制度の被保険者)

(※)2026年7月末までの暫定的な運用として、後期高齢者医療制度の被保険者には申請不要で資格確認書を無償交付します。

申請により交付される方

  • マイナ保険証をお持ちでも、マイナンバーカードでの受診等が困難な方(ご高齢の方、障害のある方等)
  • マイナンバーカードを紛失・更新中の方

(※) これまでの健康保険証と同様、親族等の法定代理人や、介助者等による代理申請が可能 です。申請方法については、医療保険者にお問い合わせください。

4. マイナ保険証の利用登録を確認する方法

2025年8月1日以降もスムーズに医療機関等をご利用いただけるよう、マイナ保険証の利用登録がお済みか、事前にご確認ください。

マイナ保険証の利用登録の確認方法を紹介する画像。方法は二つ。一つは医療機関等の受診時に確認。受付窓口にある顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置く。利用登録が済んでいない方には利用登録を案内。二つ目はマイナポータルにログインして確認。

1. 医療機関等の受診時に確認

マイナ保険証の利用登録の有無は、医療機関等の受付窓口で確認できます。受診の際、受付窓口にある顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置いてください。利用登録がお済みでない方には、その場で利用登録が案内されます。

2. マイナポータルにログインして確認

マイナ保険証の利用登録がお済みの方は、ご自身が加入している医療保険の資格情報をマイナポータルから確認・取得することができます。詳細は以下の記事をご確認ください。

マイナ保険証の利用登録方法の紹介画像。マイナンバーカードを取得後、医療機関等にある顔認証付きカードリーダー、マイナポータル、セブン銀行から登録。

●マイナ保険証の利用登録はマイナポータルやセブン銀行のATMからも可能です。医療機関をなかなか受診する機会がない方はこちらをご利用ください。詳細は以下の記事をご確認ください。

(※)「2. 健康保険証の登録情報の確認方法 」をご確認ください。

なお、マイナンバーカード自体にはプライバシー性の高い情報は入っていません。また、顔認証付きカードリーダーの動作の不具合等、何らかの事情でマイナ保険証による受付が上手くいかなくても、医療費が全額自己負担になることはありません。
どうぞ安心してマイナ保険証をご利用ください。

5. 動画解説:8月以降順次切り替え!健康保険証の注意点は?

本記事の内容は、マイナ保険証のメリットとあわせて以下の動画でもわかりやすく解説しています。ぜひご覧ください。

動画の内容をテキストで読む


●マイナンバーカードの申請・受取方法は以下のリンクをご覧ください。

●マイナ保険証に関する「よくある質問」は以下のリンクをご覧ください。

●マイナ保険証に関する関連情報は以下のリンクをご覧ください。

●マイナンバー(個人番号)制度・マイナンバーカードに関する情報等は、以下のリンクをご覧ください。

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