【代替テキスト】【自治体DXが進まない理由】失敗から学ぶ「疲れないDX推進」のコツ

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(映像:画面左側にデジタル庁ニュースのロゴ。画面右側にデジタル庁広報の大竹智穂。)

デジタル庁 広報 大竹 智穂
デジタル庁ニュースです。
今、全国の自治体で、DXが進められています。

テロップ:
デジタル庁 広報
大竹 智穂

(映像:画面左側に人がいないオフィスの映像の後、「DX」の文字。画面右側にスタジオで話すデジタル庁広報の大竹智穂。)

デジタル庁 広報 大竹 智穂
その一方で、自治体の担当者からは進めたいのに進まないといった声も上がっています。
原因は何なのか、そしてどのような準備、考え方が必要なのか。

テロップ:
進めたいのに進まない
その原因は?準備は?考え方?

(映像:スタジオで話すデジタル庁広報の大竹。)

デジタル庁 広報 大竹 智穂
デジタル庁が開催した自治体向けの勉強会からそのヒントを探ります。
カギは「疲れないDX推進」です。

テロップ:
自治体職員向け勉強会
カギは「疲れないDX推進」

(映像:デジタル庁内で開催された自治体職員向け勉強会「共創PFキャンプ」の様子。)

ナレーション
今年6月、デジタル庁内で、共創PFキャンプが行われました。
共創PFキャンプでは、自治体職員が業務の実践のヒントを持ち帰り、それぞれの現場での取組につなげることを目指しています。
今回のテーマは「疲れないDX推進」。

テロップ:
2026年6月25日 共創PFキャンプ

テロップ:
共創PFキャンプ
自治体の職員が実践のヒントを持ち帰り
それぞれの現場での取組につなげる

テロップ:
疲れないDX推進

00:37~02:31
右上テロップ:
参加者に好評
共創PFキャンプとは

(映像:数人が会議をしている様子の写真を背景に、「DX」という文字を中心にPC操作をする人やマイナンバーカードを使用して手続をする人等を表現する複数のイラストが円状に並ぶイメージ)
(映像:2人の人がPC画面を指さしながら会議をしている様子。)

ナレーション
人口減少が進む中、限られた人員で、より質の高い行政サービスを維持するためにも、DX推進は欠かせない取組となっています。
しかし、自治体の現場では何から着手すべきか分からない、推進体制が整わないといった悩みも多く、思うようにDXが進まないケースも見られます。

テロップ:
DX推進は欠かせない取組に

テロップ:
何から着手すべきかわからない
DXの推進体制が整わない

(映像:デジタル庁内で開催された自治体職員向け勉強会「共創PFキャンプ」の様子。)

ナレーション
今回は、いくつかの自治体の参考事例紹介や、ワークショップが行われました。
参加した人は

(映像:勉強会の会場でインタビューを受ける勉強会参加者。)

参加者
すごくいろいろな自治体の方が集まってて刺激を受けました

(映像:勉強会の会場でインタビューを受ける勉強会参加者。)

参加者
正解がなくて、みんなこう模索してるところがいっぱいあるので、
やっぱそういうのを皆さんに共有できたのは良かったなという風に思います。

(映像:勉強会で講師として登壇し発表を行う、栃木県真岡市 デジタル戦略課 石崎努係長。)

ナレーション:
この日、講師を務めた石崎さん。
石崎さんは、栃木県真岡市役所でデジタル戦略課に勤めています。
4年前からDX推進に取り組み、DXがなにもかも進まず疲れてしまう。
そんな経験をしたと言います。

テロップ:
栃木県真岡市 デジタル戦略課
石崎努 係長

テロップ:
DXが何もかも進まず
疲れてしまう

(映像:勉強会で講師として登壇し発表を行う、栃木県真岡市 デジタル戦略課 石崎努係長。)

栃木県真岡市 デジタル戦略課 石崎努係長
今日は成功事例でなくて、私自身が経験した失敗をもとに疲れすぎないための考え方といったところを皆さんと一緒に考えていこうかなと思います。

ナレーション
そして、疲れない DX 推進のためには、失敗から学ぶことが大切だといいます。

テロップ:
失敗から学ぶ

栃木県真岡市 デジタル戦略課 石崎努係長
うまくいかなかったことについては、必ず理由があります。
その理由を見つめることで、次にどのように進めれば良いのかがわかってきます。

(映像:栃木県真岡市役所 外観。)
(映像:石崎努係長がデジタル推進課の職員と執務室で会議をしている様子。)

ナレーション
石崎さんご自身もDXを推進していくなかで、
2つの大きな失敗を経験しました。

テロップ:
栃木・真岡

02:36~06:11
右上テロップ:
DX推進のヒント
失敗から得られたもの

(映像:真岡市役所の窓口の様子。)

ナレーション
1つ目が、電子決裁導入時の失敗です。

テロップ:
電子決裁導入時の失敗

(映像:真岡市役所の窓口の写真を背景に、市役所の財務会計について説明するイラスト。左側に「紙・ハンコ中心」をイメージしたペンを持つ人とPC操作をする人のイラスト。右側に「データ連携による電子処理」をイメージしたPCを操作する人とクラウドとPCがつながるイラスト。)

ナレーション
市役所の財務会計を加味とハンコ中心の業務からデータ連携による電子処理に変える。
真岡市のDX推進における重要なプロジェクトでした。

テロップ:
市役所の財務会計
紙・ハンコ中心

DXの導入

データ連携による電子処理

(映像:インタビューにこたえる石崎努係長。)

栃木県真岡市 デジタル戦略課 石崎努 係長
財務会計の電子決裁をスタートした時にですね、手段の一つであるべき、この電子決裁の導入というところですね、そこをゴールに設定して進めてしまった。

テロップ:
栃木県真岡市 デジタル戦略課
石崎努係長

(映像:電子決裁システム導入前のイメージイラスト。ペンを持つ人とPC操作をする人のイラストを中心に、左右に「書類作成」「押印」の文字があり、×印が付けられている。)
(映像:会議で話す石崎努係長。)
(映像:真岡市役所の窓口の様子。「住所変更 戸籍届出が混雑しています 予想待ち時間約60分」と書かれた紙が椅子に貼られている。)

ナレーション
電子決裁にすれば、書類作成や押印などの作業が無くなり、職員の業務の負担も減ると考えていた石崎さんは、システムの導入をゴールにし、運用をスタートさせます。

テロップ:
電子決裁システム導入前のイメージ
書類作成
押印
業務の負担軽減につながるはず

(映像:電子決裁システム導入後のイメージ。PC操作をする人のイラスト、書類、¥マークのイラスト。)

ナレーション
しかし、現場で実際に起きたのは、書類の取り扱いがあいまいで、紙と電子の二重運用や決裁のスピードダウンといった負担の増加でした。

テロップ:
電子決裁システム導入後・・・
紙と電子の二重運用
決裁のスピードダウン
負担の増加

(映像:インタビューにこたえる石崎努係長。)

栃木県真岡市 デジタル戦略課 石崎努 係長
いろんな不都合が生じてですね、職員の方たちにも迷惑をかけてしまいましたし、
我々の方でもですね、手戻りといったことで非常に労力を使ってしまったというものがあります。

(映像:職員と会話をしながらPCを操作している石崎努係長。)
(映像:会議で話す石崎努係長。)
(映像:真岡市役所執務室で複数の職員が業務を行う様子。)

ナレーション
課題は「電子決裁をどう導入するか」ではなく、「財務会計をどう効率化するか」だと気づいた石崎さん。
そこで、事務作業やルールなどを見直し、現在は現場が納得する設計に変更されたシステムが運用されています。

テロップ:
財務会計を どう効率化するか

(映像:インタビューにこたえる石崎努係長。)

栃木県真岡市 デジタル戦略課 石崎努係長
自分たちが本当に今取り組むべき課題って何なのかなといったところですね。
その範囲だったりとか、深さというものをしっかりと見極めて、
そこに対して最善の手を打っていくということが必要であると感じております。

(映像:執務室でPC操作をしている石崎努係長。)

(映像:上司とPC画面を見ながら会話をしている石崎努係長。)
(映像:真岡市役所デジタル戦略課で職員が業務を行う様子。)

ナレーション
そして、二つ目の失敗とは、現場とのギャップです。
石崎さんが所属するデジタル戦略課は、DXや新しいデジタル技術を役所の業務改革や、
住民サービスにどう取り入れて行くか、検討、推進する業務を担っています。
しかし、他の部署に新しいシステムの導入を薦めても、なかなか首を縦に振って貰えない経験を何度も味わって来たと言います。

テロップ:
現場とのギャップ

(映像:真岡市役所の窓口で職員が業務を行う様子。)
(映像:インタビューにこたえる石崎努係長。)

栃木県真岡市 デジタル戦略課 石崎努係長
現場の職員というのは、非常に多くの現場課題を抱えていますので、
そこの中にいきなり良いものを持ってこられたとしても、
なかなかそれって、急には入らないよね、といったころがあります。

(映像:現場からの不安やリスクを懸念する声をイメージするイラスト。左側にはPC画面を操作する人、右側にはカードを手に持ちもう一人に提示している様子のイラスト。)

ナレーション
新しいシステムでの本人確認や添付書類はどうするのか、問い合わせなどにはどう対応するのかなど、
現場からは不安やリスクを懸念する声が上がり、なかなか導入が進みません。

テロップ:
新しいシステムでの本人確認や添付書類は?
問い合わせにはどのように対応する?
現場からは不安やリスクを懸念する声が

(映像:「真岡市 自治体改革PJ-DX キックオフ やってみようの次へ真岡市DX推進の新ステージへ」というタイトルと詳細が書かれた模造紙が壁に貼られている様子。)
(映像:新しいシステムを導入する場合を説明する図。)

ナレーション
石崎さんは、まずは不安を理解し、
時間を掛け、意思の疎通を図りました。

テロップ:
新しいシステムを導入する場合
時間 労力

使う側との意思疎通

(映像:デジタル戦略課 仁平映夫 課長がPC画面を見ながら業務にあたる様子。)
(映像:インタビューにこたえるデジタル戦略課 仁平映夫 課長。)
(映像:仁平映夫 課長と石崎努係長が2名の職員と会議室で会議を行う様子。モニター画面には、「財務会計BPR推進における今後の検討の方向性について」とタイトルの書かれた画面が映し出されている。)

ナレーション
その姿と行動を見てきた石崎さんの上司は。

デジタル戦略課 仁平映夫課長
今までやったことのないものを、変えていくのは非常に困難だったのではないかと思います。
条例規則に絡ませながら、今までのやり方を令和のやり方に変えるということで、何度も話し合いながら進んでいったのだと思います。

(映像:デジタル庁で行われた「共創PFキャンプ」の様子。)
(映像:勉強会で講師として登壇し発表を行う、栃木県真岡市 デジタル戦略課 石崎努係長。)

ナレーション
共創PFキャンプで、石崎さんは当時を振り返り、得られた学びをこう伝えました。

栃木県真岡市 デジタル戦略課 石崎努係長
経験からですね学んだことは、相手を変えようとするのではなくて、「関わり方を変える」といいのではないかということでございます。
こちらが正しいというような方法で押し切ろうとするとですね、どんどん拒否反応を示されてしまいます。
コントロールから伴走へ変わっていくといいかなと思います。

(映像:真岡市役所執務室で業務にあたる石崎努係長。)

ナレーション
2つの失敗と経験を経て、石崎さんはDX推進に取り組む際の大切な考え方に辿り着きました。

(映像:インタビューにこたえる石崎努係長。)
(映像:真岡市役所執務室で業務にあたる職員の様子。)

栃木県真岡市 デジタル戦略課 石崎努係長
うまくいかない時にどうしてもですね、外側に原因を見つけてしまう。
そこで苦しんできました。
そうではなくて、まずは自分たちのところに矢印を向けて「じゃあ、私たちが今できるところって何なのかな」といったところをですね、しっかりと定義して。
本当に自分の出来ることを、やるべきことをやるといったところが、
一番疲れないDX推進のポイントかなと思っております。

06:21~07:23
右上テロップ:
疲れないDX推進
そのコツとは

(映像:石崎努係長とデジタル戦略課安澤千尋主事が会話をしている様子。)
(映像:石崎努係長とデジタル戦略課安澤千尋主事が他の職員と会議をしている様子。)

ナレーション
石崎さんと共に働く安澤さん。
DXに対する意識の変化を感じたと言います

(映像:インタビューにこたえるデジタル戦略課安澤千尋主事。)

真岡市 デジタル戦略課 安澤千尋 主事
昨年度、高齢福祉課の職員2名を誘って、一緒に研修の方に取り組んだんですけれども。
すごく快く「DX研修なら是非行ってくるといいよ」っていうことで、
背中を押してもらったっていう風に聞いておりますので。
やっぱり、そういった所属長、幹部職員の方々の中でも、DXっていうものが組織にとって必須なものなのだと認識があるということは、この3年間で変わってきた部分なのかなと思います。

テロップ:
真岡市 デジタル戦略課
安澤千尋 主事

06:57~0:46
右上テロップ:
努力の成果が出始めた
変わる職場の意識

(映像:石崎努係長と安澤千尋主事が他の職員と会議をしている様子。)
(映像:石崎努係長が執務室で他の職員と会話をしている様子。)
(映像:インタビューにこたえる石崎努係長。)

ナレーション
DXへの意識が確実に変化してきた真岡市。現在も様々なDXを推進しています。

栃木県真岡市 デジタル戦略課 石崎努係長
必ず失敗には原因というものがありますので
それを取り除いてもう一度チャレンジすれば、成功に近づくかなと思いますので、
どんどん前に進んでいければなと思います。

(映像:画面左側には、真岡市役所で石崎係長、安澤千尋主事が他の職員と会議をしている様子。右側には、スタジオで話すデジタル庁広報の大竹。)

デジタル庁 広報 大竹 智穂
DX推進における失敗から、多くの学びを得たという石崎さん。
自治体のDX担当者と各部署が互いに疲れないで伴走していくためには、
導入する目的を明確化し、小さな成功を積み重ねていくことが大切なようです。

テロップ:
導入する目的の明確化
小さな成功の積み重ね