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【代替テキスト】【ガバメントクラウド】コスト最適化の方法は?自治体職員と探る解決の糸口【共創PFキャンプ】

(映像:広島で開催した共創PFキャンプの様子)

(映像:話し合うイベント参加者たち)

ナレーション

政府共通のクラウドサービス・ガバメントクラウド。コスト最適化の方法を探りました。

テロップ:

「デジタル庁ニュース」

~共創PFキャンプ in 広島~

ガバメントクラウド導入への課題

コスト最適化を探る

00:18〜05:55

右上テロップ「 ガバメントクラウド導入への課題 コスト最適化を探る」

(映像:広島県広島市、川縁の実景)

(映像:共創PFキャンプ開催場所の外観)

ナレーション

2025年7月、共創プラットフォームキャンプが、広島で開催されました。

テロップ:

2025年7月 広島

(映像:イベント投影画面)

(映像:イベントの受付をする参加者たち)

(映像:イベント会場の様子)

ナレーション

共創プラットフォームとは自治体や政府機関の職員が自由に意見を交わせるオンライン上のコミュニティで、デジタル庁では年に数回オフラインの勉強会も開催。

テロップ:

デジタル改革共創プラットフォーム

自治体と政府機関の職員であれば

誰でも参加できるコミュニケーションプラットフォーム

(映像:名刺交換をする参加者)

(映像:イベント開催前に雑談する参加者たち)

ナレーション

今回は中国地方を中心に、ガバメントクラウド導入を目指す およそ20の自治体が集まりました。

(映像:クラウド環境のイメージ)

ナレーション

ガバメントクラウドとは、国や自治体が利用する政府共通のクラウド環境。

ガバメントクラウドの導入で、インフラ運用の負担軽減を実現し、強固なセキュリティで行政サービスの向上を目指します。

テロップ:

ガバメントクラウド

国や自治体が利用する

政府共通のクラウド環境

テロップ:

インフラ運用の負担軽減

強固なセキュリティ

(映像:インタビューに答えるデジタル庁 武田一馬)

武田一馬

住民の皆様にご提供するサービスの開発ですとか、企画みたいなところにお時間を使っていただけるようにする手段が、ガバメントクラウドの利用とモダン化じゃないかなと思っておりまして、ここは一足飛びでなかなか難しいところはございますが、中長期的に見れば自治体の皆様や、その先の住民の皆様のお役に立てるのではないかなと考えています。

テロップ:

デジタル庁

ガバメントクラウド班

クラウドエンジニア

武田一馬

テロップ:

住民の皆様に提供するサービスの開発や

テロップ:

企画に時間を使ってもらうための

テロップ:

手段がガバメントクラウドの利用

テロップ:

モダン化だと思っていて

テロップ:

一足飛びで行かず難しいが中長期的に見れば

テロップ:

自治体や住民の皆様の役に立てると考えている

(映像:役所風景のイメージ)

ナレーション

政府は、自治体に対して令和7年度末までに、ガバメントクラウド利用を検討する努力義務を設けています。しかし、既存のシステムがクラウドに非対応だったり、自治体によってはコストの見積もりが膨らんでしまったりと移行には様々な課題があります。

テロップ:

努力義務

ガバメントクラウド利用検討

(令和7年度末まで)

テロップ:

導入への課題

既存のシステムがクラウド非対応

移行コストの負担大

(映像:広島県北広島町 相原淳一氏と一緒に参加した同僚)

ナレーション

北広島町から同僚と参加した相原さん。

テロップ:

広島県北広島町

総務課DX推進係

相原淳一さん

(映像:インタビューに答える広島県北広島町 相原淳一氏)

相原淳一氏

今まで構築していた環境よりも割高な構成となっておりますので、そちらを自治体の皆さんがどのように考えていらっしゃって、どういった工夫で低減させるように考えていらっしゃるのかというのが気になるところですね。

テロップ:

今まで構築していた環境よりも割高になっている

テロップ:

他の自治体の皆さんがどのように考えていて

テロップ:

どのような工夫で(コストを)低減しているか

テロップ:

気になるところ

(映像:イベント参加者と話す名古屋市 高橋広和氏)

ナレーション

名古屋市の職員で、共創プラットフォームのアンバサダーでもある高橋さん。

ガバメントクラウド移行について、こう語ります。

テロップ:

名古屋市 総務局行政DX推進部

デジタル改革推進課 課長補佐

高橋広和さん

(映像:インタビューに答える名古屋市 高橋広和氏)

高橋広和氏

どちらかというと皆さんはセキュリティとかいうよりは、やはりコストの方を心配されているというようなところがあります。ただコストはですね、実際に稼働させてみないとわからないというようなところがありますので

テロップ:

どちらかというと皆さんはセキュリティよりも

テロップ:

コストの方を心配している

テロップ:

ただコストは実際に稼働させてみないとわからない

(映像:講義を聞くイベント参加者たち)

ナレーション

今回の勉強会では、ガバメントクラウドのコスト最適化のアプローチと実践的なワークショップを行います。

テロップ:

勉強会の内容

コストの最適化アプローチ

実践的なワークショップ

(映像:マイクを手に解説をするデジタル庁 武田一馬)

ナレーション

まずは、コスト最適化のポイントを解説。

テロップ:

コスト最適化のポイント解説

(映像:マイクを手に解説をするデジタル庁 武田一馬)

(映像:イベント投影画面)

(映像:解説を聞く参加者たち)

武田一馬

適切なクラウド利用をすることで、十分にコストを大幅に下げられる余地があります。サイジングする際のターゲットとなるCPU利用率は7割~9割。結構ぎりぎり攻めていただくというところをやっていただくと、コスト効果が高いですし、クラウドならではの使い方だなと。

テロップ:

デジタル庁

ガバメントクラウド班

クラウドエンジニア

武田一馬

テロップ:

適切なクラウド利用をすることで

テロップ:

コストを大幅に下げられる

テロップ:

サイジングする際のターゲットとなるCPU利用率は

テロップ:

7割から9割 結構ギリギリを攻めると

テロップ:

コスト効果が高い クラウドならではの使い方

(映像:マイクを手に解説をするデジタル庁 藤田伸之)

(映像:イベント投影画面)

(映像:解説を聞く参加者たち)

藤田伸之

大きく作って、後から落とすのって結構ハードル高いんですよ。なので、最初から低く作っていくのがポイントで、構築時に半分で作って一旦それで動かそうと。で、テストして足りなかったら上げようと。

テロップ:

デジタル庁

ガバメントクラウド班

クラウドアーキテクト

藤田伸之

テロップ:

(CPUやメモリを)大きく作って後から落とすのは

テロップ:

ハードルが高い

テロップ:

最初から低く作るのがポイント

テロップ:

構築時に半分で作って一旦それで動かす

テロップ:

テストして足りなかったら上げる

(映像:ワークショップに取り組む参加者たち)

ナレーション

そして、より実践的なワークショップが行われます。

テロップ:

実践的なワークショップ

(映像:イベント投影画面)

(映像:ワークショップに取り組む参加者たち)

ナレーション

参加者は、架空の市の職員になって、クラウド利用料について最適化が可能な箇所を探り出し、リリース前後の対策についてグループで話し合います。

テロップ:

最適化可能な箇所を探る

(映像:ワークショップに取り組む参加者たち)

(映像:グループで話し合う広島県北広島町 相原淳一氏)

ナレーション

ファシリテーターとなり、積極的に課題に挑む相原さん。注目したのは常時稼働と設定されていたバッチ処理の稼働時間です。

テロップ:

‘‘常時稼働’’設定のバッチ処理

(映像:グループで話し合いをする広島県北広島町 相原淳一氏)

相原淳一氏

午前2時から午前6時しかやらないということは、3、4、5、6…4時間しか。

4時間を週でやるんだとしたら、4×7=28なのかな~みたいな。

テロップ:

(バッチ処理は)午前2時から午前6時しかやらない

テロップ:

4時間しか稼働させない

テロップ:

4時間を週でやるとしたら

テロップ:

4時間×7日=28時間

(映像:ホワイトボードを見ながらチームで話し合いをする参加者たち)

(映像:課題点が書き込まれた付箋紙)

(映像:パソコンを操作しながら話し合いをする参加者たち)

ナレーション

別のチームでは、サーバーのストレージについてのやり取りが…

参加者

ストレージが今、すごいですね、これ。

1万ギガですか?

参加者

そう10テラですね

参加者

10テラ?

参加者

明らかに多いですね

参加者

1万は絶対いらない

参加者

4000くらいにしますか

参加者

1 8 5 5

参加者

1000くらい

参加者

1000ドル落とせた

テロップ:

ストレージがいま すごい…

テロップ:

これ1…1万GB!?

テロップ:

つまり10TB…明らかに多い

テロップ:

1万GBはいらない

テロップ:

4,000GBくらいにするか

テロップ:

(4,000GBだと)1,855ドル

テロップ:

(見積金額より)1,000ドル落とせた

(映像:イベント会場の様子)

ナレーション

最後にそれぞれのグループで決めた方針を発表します。

テロップ:

グループの方針発表

(映像:マイクを手に発表をする広島県北広島町 相原淳一氏)

相原淳一氏

時間を午前2時から午前6時というところを、日時で出してみたりだとか、CPUの部分を変えてみたりだとかするところで、かなりの大きな減額を見込めるような値となりました。

テロップ:

(バッチ処理を)時間で計算

テロップ:

CPUの設定を変えることで

テロップ:

かなりの減額を見込める値となった

(映像:インタビューに答える広島県北広島町 相原淳一氏)

相原淳一氏

意外とカリキュレーターがそんなに難しくなかったんだなというのが非常に大きな発見でした。ガバメントクラウドの趣旨等はやはり自治体職員として理解しているところではありますので、前向きに考えていかなければいけないなとは思いました。

テロップ:

広島県北広島町

総務課DX推進係

相原淳一さん

テロップ:

意外とカリキュレーター(料金見積もりツール)が

テロップ:

そんなに難しくなかった

テロップ:

非常に大きな発見だった

テロップ:

ガバメントクラウドの趣旨は

テロップ:

自治体職員として理解している

テロップ:

前向きに考えていこうと思った

(映像:インタビューに答えるデジタル庁 武田一馬)

武田一馬

実際私もワークに一緒に入っていたのですが、これだけコスト削減効果が高いのかといったお声を、皆さん目を輝かせながら実感してやっていただいたので、来週以降持ち帰っていただいてですね、日々の業務にも活かしていただき得るのではないかという実感を得ております。

テロップ:

デジタル庁

ガバメントクラウド班

クラウドエンジニア

武田一馬

テロップ:

実際 私もワークショップに一緒に入っていたが

テロップ:

“こんなにコスト削減効果が高いのか”という声があり

テロップ:

皆さん目を輝かせながら実感してもらった

テロップ:

来週以降(それぞれの自治体に)持ち帰って

テロップ:

日々の業務にも活かせてもらえるのではないかという

テロップ:

実感を得ている

(映像:集合写真を撮る参加者たち)

(映像:拍手をする参加者たち)

撮影者

いきます。はいチーズ。

ナレーション

自治体間の垣根を超えた共創により、ガバメントクラウド導入の解決の糸口が見えてきたようです。