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【代替テキスト】【アナログ規制の見直し】 沖縄県糸満市への「個別型支援」に密着取材

(映像:糸満市での個別型支援説明会の様子)

地方アナログ規制見直し促進班 国枝 由希歩 参事官補佐:

アナログ規制とは我が国の社会制度やルールで規定される

人の目による確認・現地での調査、

そして書面での掲示など

アナログ的な手法を前提とする古い規制のこと

ナレーション:

地方公共団体のアナログな規制の見直しに向け、

デジタル庁の新たな支援「個別型支援」が始まっています。

その取組に密着しました。

(映像:沖縄県糸満市 雑感)

ナレーション:

沖縄本島の最南端に位置する、糸満市。

(映像:糸満市役所に向かう国枝 由希歩 参事官補佐と中沢駿太)

00:36〜05:26_右上サイド

アナログ規制の見直しを全国へ!

沖縄県糸満市への「個別型支援」に密着

テロップ:

デジタル庁

地方アナログ規制見直し促進班 参事官補佐

国枝 由希歩

デジタル庁

地方アナログ規制見直し促進班

中沢 駿太

ナレーション:

アナログ規制の見直しを担当しているデジタル庁職員が、

地方公共団体に対する新たな支援「個別型支援」として

市役所で説明会を開くために訪れました。

(映像:糸満市役所担当者との打ち合わせの様子)

国枝 由希歩 参事官補佐:

改めましてこの度は個別型支援を

お申し込みいただきましてありがとうございます。

ナレーション:

個別型支援では対象の地方公共団体ごとに

デジタル庁の担当職員を設定し、その団体が抱える

個別課題に寄り添った支援を提供します。

デジタル庁ではこうした支援を通じ、

アナログ規制見直しの取組を全国に広げようと考えています。

(映像:打ち合わせに参加する糸満市 企画部 情報政策課IT推進係 副主査

髙安 昌吾 氏)

テロップ:

糸満市 企画部

情報政策課IT推進係 副主査

髙安 昌吾 氏

ナレーション:

今回、個別型支援に申し込んだ糸満市の髙安さん。

(映像:髙安 昌吾氏が市役所で仕事をしている様子)

ナレーション:

市のデジタル化などを担当する部署で働いていますが、

アナログ規制が市民へのサービス向上の

妨げになっていると言います。

(映像:カメラに向かって話す 糸満市 企画部 髙安 昌吾 氏)

糸満市 企画部 髙安 昌吾 氏:

アナログ規制に関する認識というのは

されていないと思います。

実際の方ではですね、元々紙の文化の頃から

法令や条例が作られていると思うんですけど、

住民の方が申請に来るときは窓口で、

紙で申請してくださいなど、住民の方にとって

不便なこととかがあったりしまして、

今回アナログ規制の見直しということであれば、

こういったデジタル化に向けて進めていった方が

良いんじゃないかというところがあります。

(映像:オンラインで行われる介護認定審査会の様子)

ナレーション:

糸満市ではすでに、

アナログ規制の見直しを行った事例があります。

それが、介護認定審査会。

これまでは、審査を行う人が市役所に集まり

対面で審査をしていましたが、

規定を見直してオンラインで行っています。

(映像:市役所の外を歩く糸満市 企画部 髙安 昌吾 氏)

ナレーション:

しかし、見直しできることはまだ多いと考える髙安さん。

(映像:市役所の掲示板前でカメラに向かって話す糸満市 企画部 髙安 昌吾 氏)

ナレーション:

例えば、市役所の敷地外に置かれたこちらの掲示板。

糸満市 企画部 髙安 昌吾 氏:

こちらに条例の改正だったり

住民の方に通知すべき内容を掲載しています。

ナレーション:

24時間いつでも見られるように敷地の外に設置していますが、

市民からは・・・?

(映像:インタビューに答える糸満市民)

糸満市民:

知らなかったです。そもそもここを歩かないので

糸満市民:

車で行くからどうしても見ない。中に入っちゃうから。

なかなか見る機会がない。

ナレーション:

説明会を通じてアナログ規制見直しの意識を

広く庁内に伝えたいと、個別型支援に申し込んだのです。

(映像:カメラに向かって話す糸満市 企画部 髙安 昌吾 氏)

糸満市 企画部 髙安 昌吾 氏:

うまくいってほしいですし、

非常に心強い味方ができたなと思っています。

(映像:説明会の様子)

ナレーション:

迎えた説明会当日。

市のほぼ全ての部局から、およそ50人が集まりました。

国枝 由希歩 参事官補佐:

古い規制、アナログ規制によってデジタル技術が

使えないような状態になってしまっておりますので、

それを見直して技術をうまく活用することで、人手不足という

今我々が抱える喫緊の課題となっていますけれども、

こうした課題を解消していこうというところが、

このアナログ規制見直しの取組の必要性であったり

意義ということになっております。

ナレーション:

説明会では糸満市のアナログ規制の見直しについて

具体的なアドバイスも。

国枝 由希歩 参事官補佐:

条例の交付は、

糸満市役所前の掲示場に掲示して行うというような

条例の規定になっておりまして、

じゃあどんな見直し手段があるかというところで、

考えられる手段といたしましては

今のやり方を残したままデジタル技術も使えるようにする、

インターネットでの公示も可能にする。

こんな感じで条例や規則の中にあるアナログ規制を

より良い形、糸満市様のご事情に応じた形へと

見直しを進めていっていただけたら

(映像:糸満市役所外観・掲示板)

ナレーション:

アナログ規制の見直しはアナログなものを

完全になくすわけではなく、

それぞれに合った方法で改善していく取組です。

(映像:カメラに向かって話す 糸満市選挙管理委員会 事務局長 稲福 貴志 氏)

テロップ:

糸満市

選挙管理委員会 事務局長

稲福 貴志 氏

ナレーション:

説明会に参加した市の職員からは・・・

糸満市 選挙管理委員会 事務局長 稲福 貴志 氏:

具体的な事例を出していただければ

こういうこともできるんだと

発想が広がるんじゃないかなと思うし、

みんなで出来ると思えば

すぐ出来るんじゃないかなと思ったりしますよ。

(映像:説明会に参加する糸満市 企画部 髙安 昌吾 氏)

ナレーション:

髙安さんは今回の説明会に

大きな意味があったと感じています。

(映像:カメラに向かって話す 糸満市 企画部 髙安 昌吾 氏)

糸満市 企画部 髙安 昌吾 氏:

今回現地に来ていただいたことで、

説明会における熱意は職員に確実に

伝わったかなと思っています。

ゴールは条例とか要綱とかの改正になると思うんですけど

目指す先はその先、

住民たちの利便性というところになりますので、

その利便性を見据えてアナログ規制の見直し、

ゴール目指して歩んでいきたいと思います。