【代替テキスト】【住民の不便を解消!】福岡市が行った“アナログなルール”の見直し
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(映像:保護猫がおもちゃで遊ぶ様子)
ナレーション:
保護猫ボランティアの登録には、
平日に2時間の対面研修が必要だったり・・・
(映像:福岡市 市庁舎駐輪場)
ナレーション:
駐輪場は現地の掲示を見ないと
休みが分からなかったり・・・
(映像:保護猫・駐輪場の休場告知看板 2面)
ナレーション:
条例などでアナログな規制が定められているため、
住民が不便を感じることも。
(映像:福岡市役所外観)
ナレーション:
福岡市では、そんな規制の見直しが進められています。
(映像:カメラに向かって話す 福岡市総務企画局 DX戦略課 新飼 夏実氏)
テロップ:
福岡市 総務企画局DX戦略課
新飼 夏実氏
福岡市総務企画局 新飼 夏実氏:
市民の利便性向上に繋げたいと思って取り組んできました。
(映像:役所に書類を提出する人 イメージ図)
ナレーション:
アナログ規制とは、例えば、
役所に書類を提出するときに人が出向く、
(映像:現場で目視点検する人 イメージ図)
ナレーション:
設備を調査する時に、
人が現場へ行って目視で点検するというように、
アナログでの確認を前提に定められたルールです。
(映像:東京都空撮)
ナレーション:
国で見直しが必要な規制、およそ8200のうち、
既に96パーセントが完了しています。
(映像:福岡市役所外観)
ナレーション:
日本全体で人口減少が進む中、
地方でもデジタル化を進め見直しに取り組むことが重要に。
そうした中、アナログ規制の見直しに力を入れているのが、福岡市です。
(映像:福岡市のアナログ規制専任チームの打ち合わせの様子)
ナレーション:
福岡市では専任の組織を新設し、
アナログ規制の見直しを行いました。
対象となった250あまりの規制のうち、
およそ9割を見直し。
(映像:カメラに向かって話す 福岡市総務企画局 DX戦略課 新飼 夏実氏)
テロップ:
福岡市 総務企画局DX戦略課
新飼 夏実氏
福岡市総務企画局 新飼 夏実氏:
インターネットがなかった、
あるいは普及してなかった時代に作られた
アナログなルールがそのまま残っていまして、
時代に合っていないものもいくつもありました。
(映像:福岡市 市庁舎駐輪場)
ナレーション:
実際、どのような規制が見直されたのでしょうか?
例えば、市役所の隣にあるこちらの駐輪場。
市の中心部にあることから、利用者も多いのですが・・・
(映像:市の担当者が休場告知看板を設置する様子)
ナレーション:
台風や工事などで休む場合は、
「書面を駐輪場の見やすい場所に掲示し、周知」
という条例の定めにしたがって、
現地に紙でお知らせを貼り出していました。
現地に行って確認するのは不便な面も。
そこで・・・
(映像:インタビューに答える担当者)
福岡市の担当者:
HP上のこちらにですね、
駐輪場の休業につきましては掲載をしておりますので、
こちらをクリックしますと
ご案内が出るようにしております。
(映像:休場告知看板・休場告知HP画面 2面)
ナレーション:
市は条例を改正、
インターネットでも周知を義務付けたことで、
全ての駐輪場の休みがネットで分かるよう徹底しました。
(映像:休場告知HP画面)
古いルールを時代に合せてアップデートすることで、
利便性が向上したと言います。
(映像:カメラに向かって話す福岡市総務企画局DX戦略課 江副 可那 係長)
テロップ:
福岡市 総務企画局DX戦略課
江副 可那 係長
福岡市 総務企画局 江副 可那 係長:
デジタルを活用することで時間とか場所の制約を受けずとも
サービスを受けられることになりますので、
そういった面でも良かったって
お声をいただくこともあると思います。
(映像:保護猫がおもちゃで遊ぶ様子)
テロップ:
東部動物愛護管理センター
ナレーション:
見直しはこんなところでも。
猫などの動物の保護を行っている、
市内の動物愛護管理センターです。
(映像:保護猫にミルクを与える様子)
生まれたばかりの保護猫を一時的に預かり、
ミルクを与えるボランティアを募集しています。
(映像:保護猫ボランティア 対面研修のイメージ映像)
テロップ:
研修のイメージ
ナレーション:
ボランティアの登録には研修が必要ですが、
これまでは平日に2時間、
センター内で対面の形で行われていました。
(映像:東部動物愛護管理センターに向かう道のり)
ナレーション:
センターは市の中心部から離れていることもあり、
研修参加が利用者の手間に。
市は見直しを行った結果・・・
(映像:保護猫ボランティアのオンライン研修動画)
担当者音声:
「只今より、オンラインによるミルクボランティア研修会を始めます。」
ナレーション:
インターネット上に動画をアップロード。
時間と場所を気にせずに
研修が受けられるようになりました。
(映像:カメラに向かって話す 福岡市 保健医療局 東部動物愛護管理センター
松嵜典子 所長)
テロップ:
福岡市 保健医療局
東部動物愛護管理センター
松嵜典子 所長
東部動物愛護管理センター 松嵜典子 所長:
都合の良い時間で見ていただけるので、
大体申し込みされたらすぐ皆さん見られて、
登録までの時間がものすごく短くなってます。
なかなかやっぱり、申請書を出して受ける機会がないと、
情熱が冷めてしまったりっていうのがあるんですね。
うまく活動に繋がらない部分があったと思うんですけれど、
登録までがすごく早くなったので、
やりたいと思った時にすぐ登録をして活動開始ができる
というのが良いかなと思います。
(映像:福岡市役所外観)
ナレーション:
福岡市でのアナログ規制の見直しは、ほぼ完了しています。
(映像:研修会の様子)
ナレーション:
ただ、福岡市の取り組みは続いています。
新たに入庁した職員に対して研修を行うなどして
規制見直しの意識を共有しています。
研修会 担当者音声:
書面を掲示しないといけないというものなんですけども、
こういったものがアナログ規制。
こういうのってデジタルに置き換えられますよね。
(映像:カメラに向かって話す福岡市総務企画局DX戦略課 江副 可那 係長)
福岡市 総務企画局 江副 可那 係長:
福岡市のアナログ規制っていうのは
一旦終わりが見えてきてはいるんですけれども、
ルールに書いていないアナログ的な手続というのも
行政手続の中にはたくさんありますので、
そういったところの見直しも
進めていきたいなと思っています。
テロップ:
「デジタル庁」