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【代替テキスト】デジタルで変わる暮らしAIで変わる行政サービス 

00:00〜00:09

上野山:デジタルって非常にやわらかな技術で

人のための技術で デジタルというソフトウェアにどのように意志を込めるかが重要

それをデザインするのは人間側であると

より人間的な未来になっていくと

テロップ「デジタル庁ニュース」

「デジタルで変わる暮らしAIで変わる行政サービス デジタル庁参与 上野山勝也」

00:20〜01:22

上野山:未来のソフトウェアとしてのAIを

社会に実装していくということを

ここ十数年探求しているんですけれども

基本的には社会の仕組み あるいは行政サービスみたいなものも含めてですね

デジタル化、AI化していくという中で

これまでの知見を(活用し)色々と議論させていただいております

またデジタル庁に関しましても 参与という形で参画させていただいているということでございます

個人的には企業単位ではなくてですね

もう少し広い公的なところに対して

今までの経験を活かせないかという思いはあります

やっぱりデジタルって非常にやわらかな技術で 人のための技術で

そのデジタルというソフトにどのような意思を込めるかが重要という

非常に人間的な技術なんですけれども ちょっと無機質なものとして扱われていると

これは非常にもったいない話であって

なのでここを企業に閉じずやっていけるようなところはないかなと思って取り組んでおります

テロップ「テーマ①デジタルやAIの社会実装のポイントは?」

01:27〜02:00

上野山:ソフトって柔らかなものであって かつそれをデザインするのは人間側であるということなんですね

デジタルって色々な形にすることができて デジタルを使って

例えば行政サービスであれば どのような価値を市民の方々に届けたいのかという

そちら側の意志の話が重要になるということなので

そういう行政に関わる方々の思いやそういったものが

デジタルを通じて届けていけるような

デジタル基盤をつくっていくというような

まず前提というのは非常に重要かなと思います

テロップ「テーマ②AI活用で生まれる行政サービスの変化は?」

02:06〜02:43

上野山:AI技術を使うと デジタル行政サービスというのはよりよい形に進化できると思っております

例えばですけれども 市役所って夜閉まってしまうわけですけれども

仮にホームページ上に AIチャットみたいなものを置いておくと

夜中でも困ったことをヒアリングすることができて

「じゃあ明日朝行けばいいんだ」とか これは実は手続きがオンラインで完結できるような形ですね

そういう利便性があるみたいなところもございますし

AIサービスというのは行政サービス あるいは民と官の関係性自体をよりよくしていくようなことができるかなと思っています

テロップ「テーマ③行政サービス利用者にとっての変化は?」

02:49〜03:42

上野山:シンプルに言うと

行政サービスはより対話的になっていくというのが 非常に大きな流れだと思っております

やっぱり一方通行ではなくて 双方向が会話をしながら

それによって双方が徐々に変わっていくという

これをですね デジタルやAIを使って実現していくというところが非常に大きな変化だと思いますし重要なポイントかなと思います

デジタルに慣れている人というのは使いやすいんですけれども

デジタルに慣れてない人でも使いやすいサービスをAIでつくっていくということだと思ってます

例えばオンライン完結するサービスっていうのを行政サービスが作った時も

実際に市役所の前では 例えばスマホに入力するやり方を横で人が教えてあげるような

人とソフトウェアが共に 我々よく共進化って呼んだりするんですけれど

共に進化するような使い方ってのは非常に重要かなと思います

テロップ「テーマ④AI活用が進んだ未来の社会とは?」

03:48:〜05:09

上野山:基本的に私はより良い社会になると思っておりまして

人と人との違いとか多様性がより受け入れられるような社会になると思っています

AIを活用することによって一人一人ちょっと違う パーソナライズした対話が可能になってくると

これは今までのシステムって非常に堅いものだったと思うんですね

未来のシステムはやわらかなAIみたいなものになると

システムがその人の能力を磨耗させるのではなくて

むしろエンパワーするような形で社会に溶け込んでいくということで より人間的な未来になっていくと考えています

私はAIとかデジタルというのは 人と人との関わり方を変えていく行為だと思っていまして

やっぱり人って対面で会うと

なんやかんや喋って仲良くなれるんですけど

顔が見えなく遠いところにある人とはなかなか分かり合えない

政府の方って頑張ってる方が多いんですけど 会わない人に対して「分からない 何してるんだろう」ってなりがちなんですよね

だからAIが思ってる可能性っていうのは 政治家の人たちであるとか行政の人たちの顔が一部見えるようになると

それによって市民の方々も

関わり合いが広がっていくっていうのが デジタルの本質的な価値だなと思っているので

そういう風に変わっていくし 変えていくべきなんじゃないかなと思っています

テロップ「テーマ⑤AIが人と人との関係性を変える」

05:15〜06:33

上野山:学生から社会人になって会社を興して

色々な他者と関わる中で

だんだん世界の解像度が上がってきて

世界が動的に 色々な会社やステークホルダーが対話しながらうごめいているものであるって体感がどんどん上がってくると

人間がどのように関わり合っているかに対して どうAIが貢献できるのかっていう探求をやっていくうちに

それは別に企業でやる人は全くないですし やっぱり生成AIを含めたAIがですね

人と人との間に関わり始めるっていうのは

これは本当に人と人とのコミュニケーション

人が集まった組織 行政を含めた形全部を変えていきえるので

それは市民と政策の関係性すらも変えていきえるので

向き合うにはもっとも面白いテーマだなと思っております

古いシステムというものは 未来的にはAIに変わっていくと思っていて

堅いコンクリートみたいなシステムが やわらかなぬくもりのあるソフトウェアみたいなものに変わっていき

それと人が相互作用することによって 人が人とうまくやっていけるようにもなるし

より言うと

教育みたいな観点でいうと 人の才能がよりえぐり出されていく

ソフトウェアと相互作用によってですね

そうなっていくので 非常に楽しみな領域だなと思っています