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【代替テキスト】農水省とこども家庭庁で聞いた GSSユーザーのリアルな声

00:00:00,667 --> 00:00:04,871

日本の行政機関はこれまで各府省庁ごとに

00:00:04,871 --> 00:00:08,541

LANシステムやネットワークの整備を行ってきたため

00:00:08,541 --> 00:00:12,712

省庁間の連携に課題を抱えていました

00:00:12,712 --> 00:00:20,086

加えてセキュリティ対策の課題からテレワークなどの柔軟な働き方への対応も遅れていました

00:00:21,087 --> 00:00:23,390

こうした課題を解消するため デジタル庁は

00:00:23,390 --> 00:00:34,934

最新技術を採用し 政府共通の標準的な業務実施環境を提供するサービス GSSを開発

00:00:34,934 --> 00:00:38,304

各府省庁の業務実施環境の統合を

00:00:38,304 --> 00:00:40,740

順次進めることを目指し

00:00:40,740 --> 00:00:44,377

既に10府省庁で導入が進んでいます

00:00:45,178 --> 00:00:49,616

その結果 働き方に様々な変化が起き始めています

00:00:51,017 --> 00:00:55,288

そのスピードの効率化というのは雲泥の差だったと思います

00:00:55,622 --> 00:01:01,494

そのおかげで無事に子供家庭庁を立ち上げることができたと言っても過言ではない

00:01:02,162 --> 00:01:09,669

現場でのGSSの活用事例をもとに行政の働き方 デジタル化の未来を探ります

00:01:20,447 --> 00:01:27,487

2022年から順次 GSS導入が始まった農林水産省

00:01:27,487 --> 00:01:30,824

食品の製造現場で現地調査など

00:01:30,824 --> 00:01:37,097

外部での業務も欠かせない省庁ならではの変化がありました

00:01:37,997 --> 00:01:39,699

私自身はずっと

00:01:39,699 --> 00:01:42,168

本省の方にいるんですけれども

00:01:42,168 --> 00:01:47,340

職員のみなさんは実際にその現場の方にGSS端末を持っていくことができるので

00:01:47,607 --> 00:01:53,980

そこからリアルタイムで情報を共有いただけるというのが大きなメリットの一つかなと思ってます

00:01:55,248 --> 00:01:57,417

これまでは外出先へ

00:01:57,417 --> 00:02:02,021

パソコンなどの業務端末を持ち出すのが難しかったことから

00:02:02,021 --> 00:02:07,460

情報共有は庁舎に戻ってからメールを送る形で行われてきました

00:02:08,428 --> 00:02:12,999

しかし現在はGSSに備わったチャットツールを使って

00:02:12,999 --> 00:02:19,439

リアルタイムに共有 事業者への聞き取りのメモ書きをその場で共有したり

00:02:19,439 --> 00:02:24,277

現場の写真をすぐに共有することができるようになりました

00:02:24,577 --> 00:02:27,947

より詳細な情報の分析ができたりとか

00:02:28,348 --> 00:02:33,920

確保した写真とかそういったものを現場で調査を進めながら

00:02:33,920 --> 00:02:40,326

こちらは情報の分析であったりとか必要な資料がつくれたりというようなところが

00:02:40,326 --> 00:02:43,596

これまでの従来のところとは違うところかなと思います

00:02:44,531 --> 00:02:50,770

また共同編集の機能を活用することにより 業務を効率化しています

00:02:50,770 --> 00:02:53,106

各省の各課に対して

00:02:53,139 --> 00:02:57,310

いろいろ作業依頼を行うという業務がありまして

00:02:57,310 --> 00:03:01,748

100通上がってきたメールを一個一個添付ファイルを開いて

00:03:02,115 --> 00:03:05,818

集計しなければならないというような業務だったんですけれども

00:03:06,186 --> 00:03:13,226

そのチームに参加しているメンバーに一つのチャットで全員に送れるというところと

00:03:13,226 --> 00:03:16,896

またその資料も共同編集ということはできますので

00:03:16,896 --> 00:03:19,199

一つのファイルで100人が

00:03:19,432 --> 00:03:22,502

データを打ち込めるというような環境ですので

00:03:22,535 --> 00:03:28,541

そこのスピードの効率化というのはもう雲泥の差だった

00:03:29,275 --> 00:03:34,581

GSSは職員がより本質的な業務に集中できるよう

00:03:34,581 --> 00:03:39,118

現場や本省職員の日々の業務をサポートしています

00:03:39,752 --> 00:03:47,527

農林水産省におけるGSSの利活用の鍵になったのがGSSアンバサダーです

00:03:47,527 --> 00:03:54,801

GSSアンバサダーはGSSにより提供されるアプリケーションの使い方をサポートしたり

00:03:54,801 --> 00:04:04,210

それらを活用した業務改善に関する情報を共有するなど GSSのメリットを広め省内のDXを推進する役割を担っています

00:04:06,813 --> 00:04:12,051

GSSアンバサダーの一人が農林水産省の佐藤さんです

00:04:12,051 --> 00:04:21,861

例えばTeamsで実際にチームをつくる際にどうやってチームをつくったらいいんだというような相談が一般の職員であったりとか

00:04:21,861 --> 00:04:25,932

自分の課の係長だったり課長補佐クラスの方から

00:04:25,932 --> 00:04:30,436

Teamsで「どうやって使うんだ?」というような相談が私宛てに来て

00:04:30,436 --> 00:04:36,442

それをしっかりとこれはこうやって使うんだよって教えたことが

00:04:37,143 --> 00:04:42,482

さらにアンバサダー同士ではお互いにGSSの活用事例や

00:04:42,482 --> 00:04:46,286

その方法について情報交換

00:04:46,286 --> 00:04:52,659

省内で自らGSSの使い方を広げる仕組みがつくられています

00:04:52,659 --> 00:04:58,231

GSSアンバサダー同士でTeamsのチームをつくってそこで

00:04:58,598 --> 00:05:02,802

Power Automate(業務自動化のためのクラウドサービス)の使い方について情報交換をするチャネルであったり

00:05:02,802 --> 00:05:06,205

あるいは使い方について情報交換をするチャネルであったり

00:05:06,205 --> 00:05:11,944

あるいはそもそもGSS端末ってどうやって使うんだとかそういったことを相談をするチャネルであったりとか

00:05:11,944 --> 00:05:15,848

そういった形のチャネルをつくっています

00:05:16,015 --> 00:05:19,986

「あ、こんなことができるんだ」っていう「GSSめちゃくちゃ便利だね」

00:05:19,986 --> 00:05:25,124

「GSSは素晴らしいね」という声がかけられたりしていました

00:05:26,326 --> 00:05:33,199

2023年の発足当初からGSSを導入しているこども家庭庁

00:05:33,199 --> 00:05:37,036

こども・子育て政策を担う省庁であることから

00:05:37,036 --> 00:05:41,274

庁内で積極的に働き方改革が進められています

00:05:42,075 --> 00:05:47,313

その一環としてGSSを介したテレワークを取り入れています

00:05:47,613 --> 00:05:51,718

自分も子育てをしている身なので

00:05:51,718 --> 00:05:56,089

子どもに何かあった時に帰らなきゃいけなかったりですとか

00:05:56,622 --> 00:06:00,827

家からテレワークをしなきゃいけなかったりというのが頻繁に起こるんですけれども

00:06:00,827 --> 00:06:02,395

そうした中 そうした時に

00:06:03,029 --> 00:06:08,468

GSS端末で自宅から仕事 職場にいるのと変わらずに

00:06:08,468 --> 00:06:14,073

業務関係にアクセスできたりですとか仕事に携われるっていうのはすごく感じているので

00:06:14,073 --> 00:06:20,546

「子育てとの両立」っていう観点でもかなり助かっている面ですし

00:06:20,546 --> 00:06:24,484

こども家庭庁の職員としても非常にうれしいことだなというふうに思っています

00:06:25,351 --> 00:06:30,757

溝口さんは以前厚生労働省や内閣官房にも勤務

00:06:30,757 --> 00:06:33,993

しかしGSSの導入前だった当時は

00:06:34,193 --> 00:06:37,130

外部から業務環境にアクセスするには

00:06:37,130 --> 00:06:40,133

多くの認証作業が必要でした

00:06:40,333 --> 00:06:44,170

周りの環境ですとPINですとか

00:06:44,170 --> 00:06:48,808

ワンタイムパスワードとかというのを入力しなきゃいけないので

00:06:48,808 --> 00:06:54,414

大体ログインというかアクセスするのに5分6分ぐらいは短くてもかかっていたかなと

00:06:54,614 --> 00:07:00,052

GSS端末ですと普段の顔認証もできますし

00:07:00,319 --> 00:07:03,990

普段使っているパスワードを入力したら

00:07:03,990 --> 00:07:06,993

そのままアクセス可能なので

00:07:07,693 --> 00:07:10,696

1分もかからないというか30秒ぐらいで

00:07:11,264 --> 00:07:14,267

職場にいると変わらない

00:07:14,267 --> 00:07:18,204

準備時間でアクセスできるっていうところが

00:07:18,204 --> 00:07:23,009

こども家庭庁の設立に先立ってGSSが導入された

00:07:23,242 --> 00:07:28,614

内閣官房こども家庭庁設立準備室で勤務していた溝口さんは

00:07:28,614 --> 00:07:31,083

GSSを使用したテレワークで

00:07:31,083 --> 00:07:34,654

多忙な日々を乗り越えたと振り返ります

00:07:34,654 --> 00:07:38,491

残り1カ月でこども家庭庁を設置しなきゃいけないというような状態の中で

00:07:39,592 --> 00:07:47,433

非常に残りの業務の少ない日数でこなさなきゃいけないというような状況があった中で

00:07:47,433 --> 00:07:53,806

なかなかその仕事を職場だけでは終わらせることができなかったりとか

00:07:53,806 --> 00:07:55,141

子育ての関係で

00:07:55,374 --> 00:07:59,378

少し家から仕事しなきゃいけなかったりというような状態があったときに

00:07:59,378 --> 00:08:01,914

GSSを使って家からでも

00:08:02,281 --> 00:08:05,218

あるいは家でも職場でもないところからでも

00:08:05,218 --> 00:08:08,788

業務関係にアクセスできて業務効率化しながら

00:08:09,422 --> 00:08:11,791

仕事に携わることができたっていうところが

00:08:11,791 --> 00:08:14,694

かなり印象として残っていて

00:08:14,694 --> 00:08:20,399

そのおかげで無事にこども家庭庁を立ち上げることができたって言っても過言ではないぐらい

00:08:20,399 --> 00:08:23,402

本当に非常に助かった面があったので

00:08:23,402 --> 00:08:26,772

それは私がGSSを使って

00:08:27,240 --> 00:08:31,711

一番印象的だった出来事というか体験だったかなというふうに思っています

00:08:33,479 --> 00:08:39,552

こうして各省庁の働き方に変化をもたらしてきたGSS

00:08:39,819 --> 00:08:44,490

利用してきた人はさらなる期待を寄せています

00:08:44,490 --> 00:08:49,128

早く色々な省庁がGSS導入してほしいなっていうところがまず一個なんですけれども

00:08:49,128 --> 00:08:52,331

業務の仕方についても霞が関全体で

00:08:52,331 --> 00:08:55,067

どんどん効率化する方法もお互いに小売りできるような

00:08:55,067 --> 00:08:58,070

環境ができればなというふうに考えております

00:08:59,171 --> 00:09:02,508

こども家庭庁はすでにGSS導入していますけれども

00:09:02,508 --> 00:09:05,311

他の省庁にも広がっていければ

00:09:05,311 --> 00:09:11,050

また省庁の連携というのが非常にしやすくなるだろうなというふうに思っております

00:09:11,651 --> 00:09:18,291

こうした声を受け GSSを管理しているデジタル庁では既に10府省庁

00:09:18,291 --> 00:09:21,894

今後さらに10万人のユーザー増加を計画

00:09:22,562 --> 00:09:26,399

日本の行政機関全体への普及も見通しています

00:09:27,867 --> 00:09:29,335

その方々が

00:09:29,335 --> 00:09:33,339

GSS環境下で本当に場所を選ばない働き方だったりとか

00:09:33,639 --> 00:09:37,443

GSS端末持ってGSS環境下でお仕事をしていただくと

00:09:37,710 --> 00:09:43,282

その結果 より実務がやりやすくなったとか よりよい政策立案とかそういったことにつながっていく

00:09:43,516 --> 00:09:46,519

つながっていけば最終的なゴールとした

00:09:46,686 --> 00:09:49,021

描いているところではあります

00:09:49,021 --> 00:09:52,592

やっぱり今後の展望としましては今の省庁

00:09:52,592 --> 00:09:55,027

30万ほどいらっしゃると思うんですが

00:09:55,027 --> 00:10:00,266

これらの方がセキュアにシームレスにコミュニケーションがとれるような

00:10:00,266 --> 00:10:06,505

省庁全体でバーチャルな業務というところをすることによって生産性が上がるというところは

00:10:06,505 --> 00:10:09,041

一番大きな目指せる展望かなと思っております

00:10:09,542 --> 00:10:14,847

つまり職員自身が業務の改善というところをDXっていうところを

00:10:15,481 --> 00:10:18,918

積極に自ら進んで実施できるような環境整備を

00:10:19,218 --> 00:10:26,559

GSSが行いそこに伴って生産性が向上していくというところが1つ大きなテーマかなと思っております

00:10:27,360 --> 00:10:30,196

そのゴールのバックグラウンドとして

00:10:30,396 --> 00:10:37,336

GSSの方で一括調達することによって高品質かつ低価格で提供できるというところを

00:10:37,336 --> 00:10:39,372

裏側としてはそれを実現させて

00:10:39,472 --> 00:10:42,475

継続して実施していくというところが

00:10:42,842 --> 00:10:45,478

大きなポイントかなと思っております

00:10:45,478 --> 00:10:53,719

GSSは府省庁がよりよい行政サービスを提供するための下支えとなるものです

00:10:53,719 --> 00:10:58,491

GSSを通じた変化はこれからも広がっていきます