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【代替テキスト】プロジェクトもデータも「つないで動かす」デジタル庁 シニアエキスパート 住田智子

00:00〜00:18

住田:紙をなくして デジタルで全部できないか

というところで 国で提供した方がいいなと

利用者の目線に立つとか サービスが出来上がったっていう時が

ゴールではなくてそこがスタートで 多くの方に使っていただけるサービスになっていると

テロップ「デジタル庁ニュース」

「プロジェクトもデータも「つないで動かす」デジタル庁 シニアエキスパート住田智子」

00:27〜02:45

住田:2020年から参画したので 今3年目でして

その中でいくつかやらせていただいてはいるんですけれども

今は主にカスタマーサクセス戦略担当のシニアエキスパートという職と

省庁に出られているプロジェクトマネージャーのみなさまを まとめるという形で

プロジェクトマネージャーユニットというところのユニット長もさせていただいております

参画したのが2020年の終わりかけで

コロナもはじまって もうすぐワクチンが打てるという時になりました

ワクチン接種をとった記録を基に

データをちゃんと管理して それを提供することで

次の政策をどうするのかと考えるようなデータを共有するっていうこと

もしくは国民の人たちにもそれらを共有して

安心感を感じてもらうみたいなところで

データをしっかり提供するというようなプロジェクトにも参画をさせていただきました

その後「Visit Japan Web」という入国手続きのプロジェクトに参画させていただきました

外国人も対象なんですけれども 日本に帰ってこられる日本人も対象で

今入国手続き みなさん今までは紙でやられていたと思うんですけれども

それらの紙をなくしてデジタルで全部できないかというところで始まったプロジェクトになります

コロナがあったっていうこともありまして やはり紙で渡すということに対しては

紙でウィルスが媒介するってこともありましたので そういうのを避けるっていうところからも

デジタル化が急がれたものになっておりまして

これらをまずしっかりとやりましょうということで デジタル化が推進されたところになります

その後 もともとここってCIQといわれる いわゆる入国審査税関申告だけじゃなくて

検疫といわれるところも 一緒にユーザーの視点から考えた時に

一つのプロジェクトになった方がいいなというところで

もともとその検疫のシステムでファストトラックといわれていたものなんですけれども

このファストトラックというのを「Visit Japan Web」の方に一つに統合するというようなこともやらせていただきました

テロップ「テーマ①現在取り組んでいるプロジェクト」

02:50〜03:43

住田:一つ大きなところは コロナ禍というところで

かなり全国区で色々なところで給付っていうのがされたと思うんですけれども

そこのデジタル化っていうのがなかなか進んでいなくて

それらがその自治体ごとだと例えば1,741

みなさんがそれぞれシステムをつくるっていうことは効率的ではないし合理的でもないなというところで

合理性だったりとか効率性を考えて 国で提供した方がいいなというふうに思いまして

給付支援サービスというのをつくらせていただこうということで

今年実証ということだったんですけれども この2023年の年末から

みなさんもご存じかもしれませんけれども 給付がいくつか種類が出てきまして

もう少しちょっと時間をかけて実証もさせていただこうと思っていたんですけれども

急遽2月までにこのサービスというのをリリースさせていただくという形で今動いております

テロップ「テーマ②さまざまなプロジェクトをどう動かすのか?」

03:48〜04:11

住田:庁内でいかにこのプロジェクトが重要であるかっていうことを いろんな方に認識していただくっていうことと

このプロジェクトにどれぐらいの体制が必要かとか どれぐらいの予算が必要かっていうところもしっかりご説明をして

その分 ちゃんとみなさまにご理解をいただきながら

その体制をつくったりとか 予算をとっていただくっていうことがすごく大事かなという

ふうに思っております

テロップ「テーマ③プロジェクト推進のコツは?」

04:17〜05:08

住田:「Visit Japan Web」ですと 税関申告やるところは財務省で

入国手続きするのが出入国在留管理庁

検疫の手続するのが厚生労働省みたいな形で 色々な部署 色々な省庁が関わってきて

かつインバウンド政策というところで 観光庁だったりとか外務省みたいなところも出てきて

色々なところが関わってくるんですけれども

自分たちの省庁ではこういうことをしたいっていう思いがあるわけで

その思いも理解しながら国全体としてのゴールをどこに置くべきかとか

特に国民 ユーザーの方から見たときに

「メリットって何なの?」というところを しっかりみんなで認識するっていうことが大事かなと

プロジェクトやるってなると予算とか時間には限りがあって

その中で優先順位をつけなきゃいけない

そこをしっかりコミュニケーションをとるということを大事にして プロジェクト推進をさせていただいております

テロップ「テーマ④ビジネスアーキテクトサブユニットとは?」

05:14〜05:54

住田:去年の終わりぐらいから ビジネスアーキテクトサブユニットというものの重要性みたいなのを感じたというところではあるんですけれども

各省庁に行ってくださっているメンバーの方々 リエゾンと呼んでいるんですけれども

リエゾンの方々を束ねるユニット長をしているんですけれども

一番最初の上流のところから

しっかり方向性を間違えないように進めることで

最終的にプロジェクトがスムーズに進むのではないかということで

上流のところをサポートするメンバーっていうのを 少し派遣させていただくのがいいのかなというふうに思いまして

このビジネスアーキテクトサブユニットっていうのをつくらせていただいたと

テロップ「テーマ⑤シニアエキスパートとしての信念は?」

05:59〜06:26

住田:利用者の目線に立つとか 提供する側の目的に合っているというところも多分重要だと思うので

その辺に関しては結構気にしながら プロジェクト運営はするようにしているというところはありますね

サービスができあがったという時がゴールではなくて そこがスタートで

そこからさらに良くしていくっていうことがすごく大事だなと思って サービス運営をさせていただいているという形になります

テロップ「テーマ⑥これまでのプロジェクトの成果は?」

06:31〜07:02

住田:例えば「Visit Japan Web」は分かりやすいと思うんですけれども

コロナ禍の間は検疫の手続きは絶対やってもらわなきゃいけなくて

ほぼ100%の人に使ってもらわなきゃいけないという状態で ずっとアナウンスをしてましたと

実はそのサービスのUI/UXをすごくそれまでに気をつけてつくっていたっていうこともあったからかもしれないんですけれども

結構今でも多くの方に使っていただけるサービスになっていると

我々としては大きな成果かなというふうに思っています

テロップ「テーマ⑦データがつながると暮らしが変わる?」

07:08〜8:10

住田:データがつながることで世の中ってすごく変わるところがいっぱいあるのかなと

例えば今回 給付支援サービスをつくらせていただいてますけれども

勝手に国がデータを取るということはもちろんできないわけですけれども

例えば自治体にデータ提供していただいて そこに個人の方が自分のデータをまた提供すると

データ同士で確認ができるみたいなことができると

すごくスムーズに審査もできたりとか チェックもできたりとかして

今まですごく時間がかかっていたことが短い時間でできるっていうところもありますし

データ同士なので正確さもかなり向上するかなと

そういう意味でデータをつなげることで変わるところっていうのはいっぱいあるのかなと思っています

今デジタル庁でやっている 一つひとつのプロジェクトをつなげていくということが大事で

つなげることでしっかり

これとこれをつなげるとこういうことができるのか

みたいな世界を見せていくことが大事なのかなというふうには思っています

テロップ「デジタル庁」