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【代替テキスト】自治体の悩みを解決するラーニングコミュニティ

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ビジネスチャットツールSlackを活用し

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地方公共団体と政府機関の職員が対話する場 共創プラットフォーム

00:00:11,978 --> 00:00:16,149

学び合いのコミュニティーが日本全国へ広がっています

00:00:16,483 --> 00:00:20,053

こういう場を使って 色々な悩みを共有したり

00:00:20,053 --> 00:00:24,257

新しいアイデアを共有したり デジタルトランスフォーメーションを進めていくような

00:00:24,357 --> 00:00:27,927

一緒に学び合うこともとても大切だと思っています

00:00:37,203 --> 00:00:41,541

共創プラットフォームがリリースされた 2020年から利用している

00:00:41,941 --> 00:00:45,912

静岡県裾野市 及川涼介副市長と

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デジタル部業務改革課 中原義人係長

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共創プラットフォームの運営リーダー 関治之が

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学びの場としての共創プラットフォームについて話しました

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共創プラットフォームに参加する前と後で

00:01:05,698 --> 00:01:07,700

どのような変化が生まれていますか

00:01:07,700 --> 00:01:11,004

情報量が全然変わったというふうに思っています

00:01:11,004 --> 00:01:16,810

共創プラットフォームを眺めていると 職員の方がどういうことに悩んでいるかもあるし

00:01:16,876 --> 00:01:22,649

国からこういう指示が来ているけど このあたりというのはどういう風に解釈したらいいだろうっていう そういう相談もあるし

00:01:23,349 --> 00:01:27,921

今のデジタル化の最前線で必要になる情報が詰まっていると

00:01:27,921 --> 00:01:29,956

色々な打ち合わせの中で

00:01:29,956 --> 00:01:33,193

ちょっとこれは共創プラットフォームで確認しましょうかとか

00:01:33,193 --> 00:01:37,163

本当に日常業務の言葉として溶け込んできているんですよね

00:01:37,263 --> 00:01:39,766

お二人とも結構書き込んでくださってますよね

00:01:40,233 --> 00:01:44,804

そうですね 書き込んだりとか あとは書き込みを見るのも面白いですしね

00:01:44,804 --> 00:01:46,940

あと変化のきっかけにもなるというか

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情報の量っていう話があったんですけど 情報のスピードも全く違うなと

00:01:52,112 --> 00:01:56,916

近隣の自治体に電話をかけてとかっていうような情報収集のスタイルから

00:01:56,916 --> 00:02:02,822

Slackで全国の事例だったりとかっていうのをダイレクトに聞けるっていうことになったので

00:02:02,822 --> 00:02:07,360

これは本当に共創プラットフォームによって スピード感が変わったっていうところを実感してますね

00:02:07,360 --> 00:02:15,635

今電話でという話がありましたけれども それより前というのはどういう風に情報を得ていたんでしょうか?

00:02:15,635 --> 00:02:19,506

メールで問い合わせをし合ったりとか電話で聞いたりとか

00:02:19,772 --> 00:02:23,176

かなり伝統的なやり方なんですけども

00:02:23,176 --> 00:02:27,280

元々近隣くらいしか聞けなかったみたいなところも結構あるんですかね

00:02:31,117 --> 00:02:36,422

共創プラットフォームでとても大切にしているのが お互いの学び合いみたいなものが生まれていくこと

00:02:36,723 --> 00:02:42,896

そのためには すごく心理的安全性が高い状態で何でも言える

00:02:42,896 --> 00:02:47,734

何でも相談できるし 何でも共有できるみたいな

00:02:47,767 --> 00:02:50,036

そういう状態にしていかないといけないと

00:02:50,036 --> 00:02:58,344

上司のクリアをとって 公式の立場としての発言をしなきゃいけないというのだと全然発言が出てこないので

00:02:58,344 --> 00:03:02,849

個人として発言ができるといったことを かなり重要視しています

00:03:02,849 --> 00:03:06,419

私たちが使う中でも感じるところだなと思いました

00:03:06,586 --> 00:03:12,058

気軽なコミュニケーションができるチャンネルがあって そこの中で悩みを吐露してもいいよと

00:03:12,192 --> 00:03:16,362

そこに対して皆さんでリアクションをして共感をするってことを示したりとか

00:03:16,362 --> 00:03:27,540

参加者の自治体の方々 参加者自身がより良い場を作るための行動というのを行ってくださっているところが

00:03:27,540 --> 00:03:29,509

本当にありがたいなと思っていて

00:03:29,509 --> 00:03:34,113

例えばスタンプとか 非常にたくさんありますし

00:03:34,647 --> 00:03:37,684

リアクションもすごくいっぱい付くんですよね

00:03:37,684 --> 00:03:40,620

何か良い提案とか良いコメントに

00:03:40,853 --> 00:03:43,890

「共創」って押したりしますよね 共創を促進してる

00:03:43,923 --> 00:03:46,359

すごく温かみがあっていいなと思います

00:03:46,626 --> 00:03:49,262

悩んだことを投げ掛けたときに

00:03:49,562 --> 00:03:52,765

それに対して明確な答えが返ってこなくても

00:03:53,433 --> 00:03:57,136

「違うよ」というのがなければ これ信じていいんだいうのが

00:03:57,136 --> 00:04:01,541

スタンプの並びで分かったりするので

00:04:01,541 --> 00:04:04,377

すごく心の助けになるみたいなところがあったりします

00:04:08,615 --> 00:04:17,490

学び合いみたいな視点で考えた時に 具体的な「こういうことがあった」みたいな事例があればお伺いしたいんですけれども

00:04:17,490 --> 00:04:21,494

今年一例として 「おくやみワンストップ」の窓口を始めました

00:04:21,494 --> 00:04:27,867

市民課を中心に窓口の課を調整してくれて 数カ月でローコードツールを使って

00:04:27,867 --> 00:04:31,671

全ての市民が来ても予約がなくても

00:04:31,671 --> 00:04:36,276

結果としてワンストップのサービスを受けられるという そういう仕組みをつくってくれました

00:04:36,276 --> 00:04:41,614

これは本当に市民の方にとって すごくこれから喜ばれるサービスになっていくと期待をしています

00:04:42,282 --> 00:04:47,220

これを検討する時にも 共創プラットフォームを見て 他自治体はこうやってるんだなとか

00:04:47,453 --> 00:04:51,391

こういうところで悩んでいるなとか そういうことを参考にさせていただいたので

00:04:51,391 --> 00:04:58,898

これも共創プラットフォームが回り回って 市民の方にも役立っている そういう一例だなと思っています

00:04:58,898 --> 00:05:04,604

市民にとっても スピード感を持って利便性を提供できるというところに

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デジタル化で必要なことに資する場なんだと

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市民サービスの改善が早く進むということかなと思っています

00:05:13,313 --> 00:05:18,785

確かに 一から全部考えて進めていくのは非常に大変ですけれども

00:05:18,785 --> 00:05:24,657

他の自治体の 先行自治体の事例を参考にすることで

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最短距離で進むことができるところがありますよね

00:05:32,332 --> 00:05:36,903

共創プラットフォームで大切にしているのが 信頼関係をつくるというところで

00:05:37,403 --> 00:05:41,240

勉強会をやったりとか 直接会うことも大事で

00:05:42,375 --> 00:05:45,978

テーマごとに集まったりとか そういったことも促進をしています

00:05:45,978 --> 00:05:50,883

色々な自治体を見させていただいて アドバイスをするということよりも

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自分の自治体にもちゃんと戻せるというところ そんなメリットもあるので

00:05:55,855 --> 00:06:00,660

交流によって学ぶものがどんどん増えていっているように感じます

00:06:00,660 --> 00:06:02,428

そこはとても面白いですよね

00:06:02,829 --> 00:06:08,868

この前もですね 九州の久留米市で自治体の方々に集まっていただいて

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「書かない窓口」 窓口DXを中心とした勉強会をさせていただきました

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そこでもですね すごく喜んでいただいて

00:06:17,844 --> 00:06:22,281

窓口関係の人たちが集まって 今こういうことをやろうとしているとか

00:06:22,281 --> 00:06:29,989

あとはDXアドバイザー BPRアドバイザーの発表を聞いたり 先行自治体の事例を聞いたりする中で

00:06:30,323 --> 00:06:35,228

リアルタイムな悩み 今ここがちょっと詰まっているとかですね

00:06:35,595 --> 00:06:41,000

ここが何か分からないとか その場で相談がし合えたし

00:06:41,334 --> 00:06:46,272

何よりすごくモチベーションが上がったっていう風に言ってくださっていて

00:06:46,272 --> 00:06:49,142

共創プラットフォームの本当に良いところだなと思っています

00:06:49,142 --> 00:06:55,481

チームごとに悩みを相談できて それを一緒に解決に向けてその後もコミュニケーションができる

00:06:55,615 --> 00:06:58,751

今までそう多くはなかったと思うので

00:06:58,785 --> 00:07:04,957

今 窓口DXが進みやすくなっているひとつの要因なんだろうなと感じました

00:07:04,957 --> 00:07:11,230

信頼関係とか心理的安全性みたいなところはあると思うんですけれども それがあるからこそ

00:07:11,230 --> 00:07:15,735

その情報の質が担保されているんだなっていうところも安心につながる

00:07:15,735 --> 00:07:23,142

なので信頼して進めていこうっていう 扉を開ける勇気がもらえるのかなっていうところはすごい感じますね

00:07:24,110 --> 00:07:30,416

2023年11月に福岡県久留米市で開催された勉強会には

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九州各地の地方公共団体から職員が参加しました

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色々な市町村のお話を聞けて 同じ悩みを共有できるというところですね

00:07:42,161 --> 00:07:44,564

それぞれの悩みに対して それぞれの自治体が

00:07:44,597 --> 00:07:51,037

「うちはこうやって解決しているよ」という声も聞けたので非常にいい機会を与えていただいたなと思っています

00:07:51,103 --> 00:07:59,078

共創プラットホームというのは さまざまな自治体の職員が一斉に投稿を見てくれるというメリットがありますので

00:07:59,078 --> 00:08:03,716

何か疑問に思って 他の自治体に聞きたいと思ったときには

00:08:03,716 --> 00:08:08,788

まず共創プラットホームという そういった形になるのではないかなというふうに期待をしています

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参加者数はどんどん伸びていまして 今1,300を超える自治体の方々に使っていただいております

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このラーニングコミュニティ 学び合いの場っていうのをより広げていくに当たって

00:08:24,704 --> 00:08:29,542

もっとデジタル関係じゃない人たちにもぜひ参加していただきたいと

00:08:29,709 --> 00:08:36,983

色々な課の現場の人たちが直接話して参加できる方がより価値が高いと思っています

00:08:37,517 --> 00:08:41,888

さらにですね 他の省庁の方々にも参加をしていただく

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そうすると本当にデジタル化がどんどん進んでいくと

00:08:45,558 --> 00:08:50,263

より勉強会も色々な地域でやりながら

00:08:50,830 --> 00:08:53,332

横のつながりをより強化していくことで

00:08:53,332 --> 00:09:00,439

参加して良かったねというのを口コミで入るような状況をつくっていきたいかなと

00:09:00,439 --> 00:09:07,079

そうするとそこがまた変化のきっかけの場になったりして そういうのが連鎖的に動いていくってところがいいなと思いますね

00:09:07,079 --> 00:09:15,254

仲間の巻き込みみたいなところがあると その変化を感じるだけでモチベーションというところにも影響があるのかなというふうに思いますので

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本当に今後も活用していきたいなと

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見ていると 同じ熱量を持っている人たちが集まり

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そこでモチベーションが高め合いつつ だんだんそれが様子見の人たちとかにもどんどん伝播していって

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やらなきゃみたいな感覚が広がっていっているというのは感じるところです

00:09:41,047 --> 00:09:44,984

実際には自治体って 今どんどん職員数も減ってきて

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人が少ない中で回さなきゃいけなかったり

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制度も色々な制度が混ざり合って複雑だったりして それを紐解きながら改善していくのってやっぱり大変だったり

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また庁内で反発を受けることも 反対されたりすることもあったり

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そういう時に同じように悩んでいるとか

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同じように細かいところで壁があったけどこう乗り越えたよって話がわかるというのは

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これは本当に日本全体の底上げというか 課題解決につながっているなというふうに思います

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Slackを活用した対話の場 共創プラットフォーム

00:10:22,021 --> 00:10:29,161

地方公共団体または政府機関の職員であれば どなたでも参加いただけます

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