【代替テキスト】自治体の悩みを解決するラーニングコミュニティ
- 公開日:
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ビジネスチャットツールSlackを活用し
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地方公共団体と政府機関の職員が対話する場 共創プラットフォーム
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学び合いのコミュニティーが日本全国へ広がっています
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こういう場を使って 色々な悩みを共有したり
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新しいアイデアを共有したり デジタルトランスフォーメーションを進めていくような
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一緒に学び合うこともとても大切だと思っています
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共創プラットフォームがリリースされた 2020年から利用している
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静岡県裾野市 及川涼介副市長と
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デジタル部業務改革課 中原義人係長
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共創プラットフォームの運営リーダー 関治之が
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学びの場としての共創プラットフォームについて話しました
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共創プラットフォームに参加する前と後で
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どのような変化が生まれていますか
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情報量が全然変わったというふうに思っています
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共創プラットフォームを眺めていると 職員の方がどういうことに悩んでいるかもあるし
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国からこういう指示が来ているけど このあたりというのはどういう風に解釈したらいいだろうっていう そういう相談もあるし
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今のデジタル化の最前線で必要になる情報が詰まっていると
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色々な打ち合わせの中で
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ちょっとこれは共創プラットフォームで確認しましょうかとか
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本当に日常業務の言葉として溶け込んできているんですよね
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お二人とも結構書き込んでくださってますよね
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そうですね 書き込んだりとか あとは書き込みを見るのも面白いですしね
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あと変化のきっかけにもなるというか
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情報の量っていう話があったんですけど 情報のスピードも全く違うなと
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近隣の自治体に電話をかけてとかっていうような情報収集のスタイルから
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Slackで全国の事例だったりとかっていうのをダイレクトに聞けるっていうことになったので
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これは本当に共創プラットフォームによって スピード感が変わったっていうところを実感してますね
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今電話でという話がありましたけれども それより前というのはどういう風に情報を得ていたんでしょうか?
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メールで問い合わせをし合ったりとか電話で聞いたりとか
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かなり伝統的なやり方なんですけども
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元々近隣くらいしか聞けなかったみたいなところも結構あるんですかね
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共創プラットフォームでとても大切にしているのが お互いの学び合いみたいなものが生まれていくこと
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そのためには すごく心理的安全性が高い状態で何でも言える
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何でも相談できるし 何でも共有できるみたいな
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そういう状態にしていかないといけないと
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上司のクリアをとって 公式の立場としての発言をしなきゃいけないというのだと全然発言が出てこないので
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個人として発言ができるといったことを かなり重要視しています
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私たちが使う中でも感じるところだなと思いました
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気軽なコミュニケーションができるチャンネルがあって そこの中で悩みを吐露してもいいよと
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そこに対して皆さんでリアクションをして共感をするってことを示したりとか
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参加者の自治体の方々 参加者自身がより良い場を作るための行動というのを行ってくださっているところが
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本当にありがたいなと思っていて
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例えばスタンプとか 非常にたくさんありますし
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リアクションもすごくいっぱい付くんですよね
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何か良い提案とか良いコメントに
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「共創」って押したりしますよね 共創を促進してる
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すごく温かみがあっていいなと思います
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悩んだことを投げ掛けたときに
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それに対して明確な答えが返ってこなくても
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「違うよ」というのがなければ これ信じていいんだいうのが
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スタンプの並びで分かったりするので
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すごく心の助けになるみたいなところがあったりします
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学び合いみたいな視点で考えた時に 具体的な「こういうことがあった」みたいな事例があればお伺いしたいんですけれども
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今年一例として 「おくやみワンストップ」の窓口を始めました
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市民課を中心に窓口の課を調整してくれて 数カ月でローコードツールを使って
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全ての市民が来ても予約がなくても
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結果としてワンストップのサービスを受けられるという そういう仕組みをつくってくれました
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これは本当に市民の方にとって すごくこれから喜ばれるサービスになっていくと期待をしています
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これを検討する時にも 共創プラットフォームを見て 他自治体はこうやってるんだなとか
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こういうところで悩んでいるなとか そういうことを参考にさせていただいたので
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これも共創プラットフォームが回り回って 市民の方にも役立っている そういう一例だなと思っています
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市民にとっても スピード感を持って利便性を提供できるというところに
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デジタル化で必要なことに資する場なんだと
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市民サービスの改善が早く進むということかなと思っています
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確かに 一から全部考えて進めていくのは非常に大変ですけれども
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他の自治体の 先行自治体の事例を参考にすることで
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最短距離で進むことができるところがありますよね
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共創プラットフォームで大切にしているのが 信頼関係をつくるというところで
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勉強会をやったりとか 直接会うことも大事で
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テーマごとに集まったりとか そういったことも促進をしています
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色々な自治体を見させていただいて アドバイスをするということよりも
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自分の自治体にもちゃんと戻せるというところ そんなメリットもあるので
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交流によって学ぶものがどんどん増えていっているように感じます
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そこはとても面白いですよね
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この前もですね 九州の久留米市で自治体の方々に集まっていただいて
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「書かない窓口」 窓口DXを中心とした勉強会をさせていただきました
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そこでもですね すごく喜んでいただいて
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窓口関係の人たちが集まって 今こういうことをやろうとしているとか
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あとはDXアドバイザー BPRアドバイザーの発表を聞いたり 先行自治体の事例を聞いたりする中で
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リアルタイムな悩み 今ここがちょっと詰まっているとかですね
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ここが何か分からないとか その場で相談がし合えたし
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何よりすごくモチベーションが上がったっていう風に言ってくださっていて
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共創プラットフォームの本当に良いところだなと思っています
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チームごとに悩みを相談できて それを一緒に解決に向けてその後もコミュニケーションができる
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今までそう多くはなかったと思うので
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今 窓口DXが進みやすくなっているひとつの要因なんだろうなと感じました
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信頼関係とか心理的安全性みたいなところはあると思うんですけれども それがあるからこそ
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その情報の質が担保されているんだなっていうところも安心につながる
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なので信頼して進めていこうっていう 扉を開ける勇気がもらえるのかなっていうところはすごい感じますね
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2023年11月に福岡県久留米市で開催された勉強会には
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九州各地の地方公共団体から職員が参加しました
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色々な市町村のお話を聞けて 同じ悩みを共有できるというところですね
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それぞれの悩みに対して それぞれの自治体が
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「うちはこうやって解決しているよ」という声も聞けたので非常にいい機会を与えていただいたなと思っています
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共創プラットホームというのは さまざまな自治体の職員が一斉に投稿を見てくれるというメリットがありますので
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何か疑問に思って 他の自治体に聞きたいと思ったときには
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まず共創プラットホームという そういった形になるのではないかなというふうに期待をしています
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参加者数はどんどん伸びていまして 今1,300を超える自治体の方々に使っていただいております
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このラーニングコミュニティ 学び合いの場っていうのをより広げていくに当たって
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もっとデジタル関係じゃない人たちにもぜひ参加していただきたいと
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色々な課の現場の人たちが直接話して参加できる方がより価値が高いと思っています
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さらにですね 他の省庁の方々にも参加をしていただく
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そうすると本当にデジタル化がどんどん進んでいくと
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より勉強会も色々な地域でやりながら
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横のつながりをより強化していくことで
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参加して良かったねというのを口コミで入るような状況をつくっていきたいかなと
00:09:00,439 --> 00:09:07,079
そうするとそこがまた変化のきっかけの場になったりして そういうのが連鎖的に動いていくってところがいいなと思いますね
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仲間の巻き込みみたいなところがあると その変化を感じるだけでモチベーションというところにも影響があるのかなというふうに思いますので
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本当に今後も活用していきたいなと
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見ていると 同じ熱量を持っている人たちが集まり
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そこでモチベーションが高め合いつつ だんだんそれが様子見の人たちとかにもどんどん伝播していって
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やらなきゃみたいな感覚が広がっていっているというのは感じるところです
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実際には自治体って 今どんどん職員数も減ってきて
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人が少ない中で回さなきゃいけなかったり
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制度も色々な制度が混ざり合って複雑だったりして それを紐解きながら改善していくのってやっぱり大変だったり
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また庁内で反発を受けることも 反対されたりすることもあったり
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そういう時に同じように悩んでいるとか
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同じように細かいところで壁があったけどこう乗り越えたよって話がわかるというのは
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これは本当に日本全体の底上げというか 課題解決につながっているなというふうに思います
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Slackを活用した対話の場 共創プラットフォーム
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地方公共団体または政府機関の職員であれば どなたでも参加いただけます
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