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【代替テキスト】テクノロジー責任者が語る「行政DXの未来」 デジタル庁 チーフテクノロジーオフィサー 藤本真樹

00:00〜00:16

藤本:どれだけ時間がかかっても ちゃんとこうやってよくしていくんだ

ブレずに持つみたいなのは やっぱり一番大事だなと

どうせやるんだから この国もっと良くなると

良くなったら嬉しくない?みたいな

全然十分じゃないけど 進んではいる

ちゃんと 着実に

テロップ「デジタル庁ニュース」

「テクノロジー責任者が語る「行政DXの未来」デジタル庁 チーフテクノロジーオフィサー 藤本真樹」

00:27〜1:03

藤本: 2021年9月の設立時からお世話になっているので

あっという間というかなんというか

2年と3ヶ月ぐらいCTOをやらせていただいております

この2年ぐらいで大きく取り組んだところでいうと

リリースしてちょっとずつ広げているみたいな段階ですけど

政府共通決済基盤みたいな

行政で決済する時に 共通でサービスを提供することでひとつひとつ作らなくていい

そういったところを結構手かけてやったりとかが 印象深いプロジェクトかなと思っていたりする昨今です

テロップ「テーマ①現在取り組んでいるプロジェクトは?」

1:07〜1:35

藤本:国っていう単位でも いっぱいシステムがあって

それこそ1,000を超えるぐらいのシステムがあったりするんで

じゃあそれを ソフトウエアとして あるいは技術のレベルとして

どうやって全体を上げていくかみたいなところがやっぱりやるべきだし 一番大事だなと思っていたりするし

自分として役に立てるところかなと思っているので

今そこを丁度考え始めているとか取り組み始めているとか 今そういうところですね

テロップ「テーマ②CTOとして目指すところは?」

1:37〜2:19

藤本:最初に思ったのが

これは結構時間かかるぞっていうのは 思ったところではあります

もちろん1年、2年ですごい大きく変わって一気に良くなって

「やることやったね」となったら それに越したことはないんですけど

本当何より大事なのは5年かかるかもしれない 10年かかるかもしれない

あるいはそこからもっと良くしようとすると 10年20年という単位で諦めずにというか

どれだけ時間がかかっても ちゃんとこうやって良くしていくんだみたいなところを

諦めずにというか ブレずに持つみたいなのはやっぱり一番大事だなとは思っていたりします

テロップ「テーマ③民間と行政でサービス開発はどう異なる?」

2:23〜3:41

藤本:最初に意識しなきゃいけないなと個人的に思っているのは

アクセシビリティのところですよね

例えば視覚障害とか色の見え方は人によって違うみたいなのは本当小さいところがありますし

視力が弱い方とかもいっぱいいらっしゃいますし そういったところを考えて

じゃあサービスをどう作るかみたいなのは この辺は大きくあるかなっていうのは思います

デジタル庁としてもいろんなサービスを提供させていただいているんですけど

会社で仕事をしているとインターネットのサービスとかいわゆるアプリとかも

「作りました。よかったら使ってください」みたいな感じじゃないですか

使いたい人が使えればいいやみたいなところなので 使いづらいとか使えない人は使わなくてもいいってのはできると思うんですけど

そうあってはいけない

行政だと良くも悪くもですけど 否応なく使わざるを得ないという性質の

サービスが結構あったりするんで そこはやっぱり違いますよね

引っ越そうと思ったら この手続きしなきゃいけないみたいな

そういうのがいっぱいあったりするんで そこは

難しいところだと思いますし 大きく違うし だからこそ頑張らなきゃいけないところかなと

テロップ「テーマ④行政D Xの進み具合は?」

3:45〜4:37

藤本:2年経って 確実に進んではいるよねっていうのもある

これで全く何も変わってないねというとさすがにやばくないかとか思うんですけど

全然十分じゃないけど進んではいる ちゃんと着実に

もっと その進みを早くしようとかはもちろんあるし やっていかないといけないところではいるんですけど

これを進めていけばちょっとずつ良くなるよね みたいなところは感じられているところでもあるし

サービスを使ってくださる皆さま ユーザーの皆さまにもちょっとずつこれできるようになって良かったねとか

こういうチャレンジもあるんだ やってよかったねみたいな

いいじゃんって思っていただけるような体験というのを これからちょっとずつでも積み上げていくことで

応援していただけることが多くなるように 頑張っていきたいなと思っている所存です

テロップ「テーマ⑤個人の視点 デジタル化の先にあるこれからの話」

4:41〜6:46

藤本:藤本個人の意見ですと前置きをしつつ

出発点というか最低限のところはもう最初にお話しした通り

人口は減っていくので でもそれでも国を維持しよう 伸ばそうってなると

もっと計算機に働いてもらうしかない もうそこに基本的には尽きると思っています

細かいところで言えば そこで効率化しようと思うと 普通に考えると

プライバシーとの兼ね合いってめちゃめちゃ出てくるんですよね

どっちかに踏み切るのってわりと簡単だと思うんですよね

プライバシーなんか知らんみたいな それは簡単かもしれないし もうプライバシーは大事だからじゃあやりません

でも別にその二択じゃないと思っていて

テクノロジーだったり ソフトウエアとして 上手にやることで

どう上手に成り立たせるかってのは全然考えられると思うし そこは大事なチャレンジだなと

これから多分いっぱい出てくるし 大事だなって思っているし

でも僕はそこのバランスをどう取るか

あるいは それを技術でどう解決できるかをみたいのは大事なチャレンジだなと思っていますっていうのが一つで

今までなかったところで言えば それは計算機 コンピューターだったりソフトウエアみたいなところっていうのは

今だと AIがすごい勢いで進化していますけど そういったものをどう上手に使うかみたいなやっぱ大事になるし

ソフトウエアとかテクノロジー あるいはデジタルの力って成熟していくけど

それでもちゃんとある種 健全に成長していけるかみたいなところとかは

結構展望というとあれですけど

大事なチャレンジだなと思っていたりはしますっていうのと

でもやっぱ僕もあと 50年とか生きちゃうかもしれないので

50年後 この星大丈夫かなというのはあるので

地球が長持ちするように頑張っていきたいと思います

テロップ「デジタル庁」