【代替テキスト】RegTechで3.6兆円の経済効果!「アナログ規制見直し」が日本の未来を変える
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あらゆる分野でデジタル化が進む中
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人によるアナログ的な行為を義務付けているルールが
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「アナログ規制」です
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アナログ規制の見直しが進み
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これまで人が担っていた作業を デジタル技術が代替することで
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GDPが約3兆6,000億円増加すると試算されています
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また規制の見直しにより 約25万人相当の業務負担が軽減され
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日本の課題である人手不足の解消にもつながるという見通しもあります
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アナログ規制見直しに伴い必要な技術
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「RegTech」を世の中に広げた先にある社会の成長を探っていきます
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本日はアナログ規制に関するテクノロジーマップの作成に
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委員としてご協力いただいている 登 大遊さんにお越しいただきました
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登です よろしくお願いします
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アナログ規制とは 例えば
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役所に書類を提出するときに 人が出向かなければならない
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設備を調査するときに 人が現場へ行って
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目で見て点検しなければならない というように
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人のアナログな行為での確認を前提に定められたルールです
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本来は新しい技術が出てきたら
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それを使い もっと効率的に精度高くできることが
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いつまでも人がやらなければいけない
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これから日本が人手不足になっていくときに
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アナログ規制が皆さんの活動の足を引っ張ることをなくそうという
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取り組みをデジタル庁はやってまいりました
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デジタル庁は 約1万条項にもおよぶアナログ規制見直しを実施
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デジタル化推進のための技術革新やシステム構築といった
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代替テクノロジーを「RegTech」と呼んでいます
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例えば高速道路や橋の点検というのを
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今までは人がわざわざ現場のひびを目で確認することが
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ルールに書かれているんですけれども そうではなくて
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例えばドローンを使って 高いところまで飛ばして見ても良いとか
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物を失くしてしまった時の遺失物の届け出の経験があると思いますが
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警察署にわざわざ行って届け出をして
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しかも届けられてるかどうか すぐには分からないので
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何度も警察署に行って ということが昔はあったわけですが
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オンラインで今は確認していただけることになりました
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アナログ規制を見直すときに 一番引っかかってしまうのが
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「やったらいいじゃん」とテクノロジーに詳しい方は思うんですけれども
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アナログを使い慣れてる方からすると すごく大きなチャレンジで
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デジタルにいけない方が結構いらっしゃると思うんですが
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そのあたりでエンジニアさんの出番が1個あるのかなと
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従来のアナログ手続きの紙やボールペンは非常に堅牢である
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仮に震災が起きても停電になっても
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コピーがあれば1か所の建物が火事になっても大丈夫
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コンピュータの場合は それが本当に大丈夫かは技術者のみが知る
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デジタルは胡散臭くて 1ビット変わると情報が逆になるんですけど
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技術者はそれは大丈夫だというんですけど
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本当に大丈夫かどうかはよく検証しないといけない
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誰でも間違いないと分かるデジタル技術がまだ存在しないと思います
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技術上は存在しますが実質的に使えない
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完璧な形では代替可能になってないということですね
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だから紙がいいんだと
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それぐらい同じぐらいできるアプリケーションが必要です
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それを含めての技術成熟度みたいな概念があって
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その中で ここは使って大丈夫 移譲してもらって大丈夫というのを
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テクノロジーマップなりカタログで示していくことができると
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色々な方の 石橋を叩く労力を肩代わりできると思っているんですよね
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そうですね その部分の連結に
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非常に重要な役割を果たすことになると思いました
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こういう技術がワクワク感を持って世の中で
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使われていくようになるためには どうしていけばいいと思われますか?
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技術の面と社会システムの面の両方を分かってるかたが
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たくさん組織的に増えるという状況をつくるのが まず重要で
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そうすれば豊かなビジネスがその上に咲き
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長い間 何十年も100年もビジネスは栄えるのではないかと
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「本当はこうなったらいいのに」というニーズを知ってるかたと
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「自分が持っている技術を使って欲しい」と思っているかた
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両方分かる人がいる とおっしゃっているのかなと思いましたが
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表面的には分かれていても
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内部的には非常に仲良く 色々なものを相互に理解した上で進むと
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大変良いことが起こるのではないかと思います
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2023年10月27日
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デジタル庁がおこなったオンラインイベント「RegTech Day」
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様々な分野の有識者が集まり
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日本が目指すべき方向についてディスカッションが行われました
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日本品質の多種多様なソフトウエア技術等がどんどん出てくれば
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世界の中心的な地位に日本は復活できるのではないかと思います
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日本が世界の中心的な地位へ復活するためのキーポイントとは?
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アメリカがつくろうとしてきて成功した
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クラウドやOSの基盤が地味になって 次は日本にそれを発展させる
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そうするとその上にまたアメリカの素晴らしい
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AIの次みたいなものが生まれる
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日本の役割は おそらくそこにある
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そういう意味で第二シリコンバレーは日本だろうと
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その準備はもうできている?
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あまり表面から見えませんけれど
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OSやクラウド基盤のようなもの 通信のような奥深い部分には
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実はアメリカの方々と同じレベルで 同じぐらいの人数で
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日本にも わかっているかたが
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色々な組織に 点在 潜伏されているように思います
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それと政府の有する課題を連結をさせることで
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彼らの能力を駆動させることが可能なのではないかと思います
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まず行政と技術者の方々が手を組むことだと思いました
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国の側もどんどん そういった試みが成功するように
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邪魔な規制は見直して頑張ってまいりますので
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ぜひエンジニアの方々も「じゃあこういうことやってみたら」と
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入ってきていただけることを期待しております
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日本の未来をつくるために
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「歴史に変化を与えたい」とか「重要な要素の一部分を担いたい」とか
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若いエンジニアの方々が 行政部門への興味を持っていただければ
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スムーズに入り込める仕組みは一緒に考えていければいいと思いました
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デジタル庁は アナログ規制見直しに取り組む関係者のコミュニティ
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「RegTechコンソーシアム」を立ち上げ
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ピッチランや勉強会などのイベントを定期的に開催しています
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技術を保有する企業や 規制の対象となる事業者
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規制を所管する省庁・自治体などのネットワーク化を進めることで
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アナログ規制の見直しが技術を進展させ
00:08:03,100 --> 00:08:05,733
さらなるアナログ規制の見直しにつながるという
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循環をつくりだしていきます